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2020.12.14

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学長メッセージ~冬期休業期間を前に~

2020年12月14日
学生 各位
青山学院大学
学長 阪本 浩

厚生労働省が、日本国内における新型コロナウイルスの初の罹患者を確認したと明らかにしたのは、2020年1月16日のことです。その後、この新たなウイルスの全世界における感染者数は7,100万人を超え、死者数も160万人を超えるなど未曽有の事態となっていることは、皆さんもご存じのとおりです(感染者数および死者数については12月14日時点)。2020年はまさに新型コロナウイルスとの闘いの1年であったと言えます。

本学においても、2019年度学位授与式および2020年度入学式は中止せざるを得ませんでしたが、緊急事態宣言に伴って2020年度の前期授業をオンライン形式で実施することを決定するなど、このコロナ禍と呼ばれる事態に対し、皆さんの学びを継続するべく様々な対応を行いました。
学生の皆さんにこれまで多くの負担を強いたことを申し訳なく思うとともに、これまでのご理解ご協力に感謝しています。同時に、このような前例のない状況においても、皆さんが学びを止めることなく、むしろ貪欲に学ぼうという姿勢が見られたことに、非常に感銘を受けています。私たち教職員は、皆さんのこの学びへの意欲を、引き続き全学を挙げて支援していきます。
なお、2020年度入学式は、3月に挙行する予定です(詳細は別途年明けにお知らせします)。約1年遅れの式典となりますが、新入生の皆さんが青山学院大学の一員となったことを改めてお祝いしたいと考えています。

これから冬期休業期間を迎えますが、例年と異なり、制約の多い年末年始となることでしょう。しかし、皆さんやご家族をはじめとした皆さんの大切な方の健康と安全よりも大切なものはありません。引き続き「新しい生活様式」を実践してください。人との距離を確保する、「密閉」「密集」「密接」のいわゆる「三密」を避ける、こまめな換気を行う、マスクを着用する、手洗いやうがい、手指消毒を行う、毎日の検温や健康チェックを行うなどの感染症対策をこれまで以上に徹底してください。
また、忘年会や新年会、打ち上げ等、複数人(例えば5人以上)での飲食を伴う会合は、感染リスクが非常に高いことから行わないでくださいゼミやサークル等で実施する合宿や旅行についても、引き続き自粛を要請します。
感染拡大を防止するためには、私たち一人ひとりの自覚をもった行動が必要です。皆さんが社会の一員として、「感染しない」「感染させない」ための良識ある行動をとってくれるものと確信しています。
万が一クラスターが起きるような事態になれば、再度キャンパスの閉鎖を検討せざるを得なくなります。そのような事態は絶対に避けなければならないため、冬期休業期間を前に注意喚起を行うこととしました。

新年に、キャンパスで、オンライン授業で、皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。
どうぞよいお年をお迎えください。