東日本大震災発生から11回目の3月11日を迎えました。
犠牲者の方々に改めて哀悼の意を表し、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

青山学院大学では、大震災発生から二か月後に学生たちが自発的に活動を始めたことに牽引される形でボランティアセンターを開設し、被害にあわれた方々と復興に取り組む方々の視点に立った支援活動に取り組もうとしてまいりました。
また、塩竃市、気仙沼市、宮古市と包括連携協定を締結し、さまざまな交流の機会を持つことができました。

しかし、本年度は昨年度と同様、コロナ禍にあって学生の課外活動も大きく制限せざるを得ませんでした。ウィズ・コロナあるいはアフター・コロナの時代に何が可能なのかを改めて考え、次の段階に進む必要があるでしょう。本学ではボランティアセンターを改組してシビックエンゲージメントセンターとし、さらに学生の活動を促そうとしています。各地の大学、地方自治体、そして市民の皆様と連携して、被災者を支援する活動を行うとともに、なお一層交流の機会を拡充していきたいと考えております。

2022年3月11日　　学長　阪本浩