白須洋子教授（経済学部）が、2013年4月4日（木）～4月5日（金）アラブ首長国連邦のドバイで開催された20th International Business Research Conference（第20回国際ビジネス研究会議）においてベスト・ペーパー賞を受賞しました。
この会議は、経済学、ファイナンス、バンキング，会計、マネジメント、マーケティング等の研究者が、世界各国から集う（第20回大会は、40ケ国以上）国際会議で，米国・豪州を中心に開催されています。

白須教授の論文タイトルは、「Market Evaluations And Strategic Factors: A Comparison From Asian Banks’ M&A And Alliances（日本語タイトル：市場価値と経営戦略要因－アジアの銀行M&Aと提携を比較して）」で、アジアの銀行のM&Aと資本提携の市場評価を分析したものです。銀行業の経営多角化とクロスボーダー（国家間をまたがるM&A）との違いや、買収先および買収元で貸出戦略等が相互補完関係にあること、国ごとの経済システムの特徴や金融規制制度の違いによる評価の違いを実証的に分析しました。
ベストペーパー賞は、論文内容と当日のプレゼンテーションの評価によって選出されますが、白須教授の論文は、論文内容が優れていたことに加え、論文の着眼点やテーマ性が「ベスト・ペーパー賞」にふさわしいと評価されました。