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2020.07.01

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福元 真由美教授(教育人間科学部 教育学科)の著書が、日本保育学会保育学文献賞を受賞

福元 真由美教授(教育人間科学部 教育学科)の著書『都市に誕生した保育の系譜 ―アソシエーショニズムと郊外のユートピア』(世織書房, 2019年)が、2020年2月8日(土)に開催された日本保育学会理事会において、一般社団法人日本保育学会保育学文献賞を受賞することが決定しました。同賞は、保育に関する文献を表彰することを目的に設置されたもので、保育学の発展や保育実践の向上に非常に有意義であると考えられる優れた文献に授与されます。

なお、授与式は2021年5月15日(土)、日本保育学会第74回大会(富山大学)にて行われる予定です。

同書は、1920〜1930年代に日本の都市部で保育のアソシエーションを形成した保育所と郊外住宅地に誕生した幼稚園の成立の経緯と実践の展開過程を叙述し、都市化とともに登場した保育実践の特徴を描いています。「子どもの発達に未来のユートピアを託し、保育実践において相互扶助と共生協働の未来像を描いた現代につながる革新的保育の源流」(同書帯文より)、その保育思想と歴史を先人たちの8つの事例に即した、いきいきと叙述した画期的な本です。

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