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2024.04.23

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【理工学部】知技能ロボティクス研究室(機械創造工学科)の山下貴仁助教、田崎良佑准教授、金子泰輔さん、蛭田諒さん、石川慎一さんが「第24回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会」にて「優秀講演賞」を受賞

「第24回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2023)」が2023年12月14日(日)〜16日(火)に朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターにて開催され、理工学部 機械創造工学科 知技能ロボティクス研究室の山下貴仁助教、田崎良佑准教授、金子泰輔さん(理工学部機械創造工学科・2022年度卒業)、蛭田諒さん(理工学研究科理工学専攻博士前期課程 機械創造コース1年・受賞当時)、石川慎一さん(理工学研究科理工学専攻博士前期課程 機械創造コース2年・受賞当時)による研究発表「液体搬送システムにおける衝突時の液面振動抑制」が「優秀講演賞」を受賞しました。
この賞は、SI2023において発表された1064件の発表を対象として審査が行われ、講演会実行委員会により優秀講演賞が選出されました。

発表概要

発表題目:液体搬送システムにおける衝突時の液面振動抑制
著者:山下 貴仁、金子 泰輔、蛭田 諒、石川 慎一、田崎 良佑

ロボットの活躍の場が人間の近くまで広がっています。ロボットは与えられた作業を正確にこなすことができますが、不測の事態が生じ、想定していなかった作業が必要となった場合には対応することができません。人間に近い環境でロボットが安全に活動するためには、不意の接触や衝突が生じても、安全に作業を続けられる状態を維持する機能が必要です。

今回の発表では、ロボットがコップに入った液体を運んでいるときに接触が生じることを想定し、衝突後も液面の振動を抑制する衝突安全システムを提案しました。Preshaping制御を応用したコントローラを動作設計に組み込み、衝突が生じたときに発生する液面振動を打ち消す動作を生成します。

指導教員からのコメント

田崎良佑准教授(理工学部 機械創造工学科)

知技能ロボティクス研究室の皆さんが、人とロボットの共生社会の推進に寄与する期待が高い、適応的な制御アルゴリズムの構築と機械実装に取り組み、実験的にも提案手法の有用性を明確にする成果をあげました。今回は基礎的な部分に関する学術発表でしたが、計測自動制御学会システムインテグレーション部門からこのように高い評価をいただき、指導教員としても嬉しく思います。優秀講演賞の受賞、本当におめでとうございます。

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