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2024.12.19
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【理工学研究科】安藤翼さん(理工学専攻 機械創造コース 博士前期課程1年)が「The 11th Asian Conference on Multibody Dynamics 2024」で「Best Paper Award」(最優秀論文賞)を受賞

2024年8月25日(日)~29日(木)、「The 11th Asian Conference on Multibody Dynamics 2024」が韓国・水原で開催され、安藤翼さん(理工学研究科 理工学専攻 機械創造コース 博士前期課程1年・機械制御研究室(菅原佳城教授)所属)がBest Paper Award(最優秀論文賞)を受賞しました。
安藤さんが受賞した論文「Evaluation of The Effect of Nonholomic Attitude Control for The 3U Class Transformable Spacecraft with a Drop Tower Model」では、宇宙ロボットの非ホロノミック性を活用した姿勢制御方法に関して、落下塔を用いた微小重力実験による実験検証について成果発表を行いました。非ホロノミック性を用いた姿勢変更の原理は、落下する猫が空中で何にも捕まらずに体勢を変更できる「猫ひねり」の原理に共通するものです。非ホロノミック性を用いた宇宙ロボットの姿勢制御の実験的検証の実績は、従来研究においても非常に少なく、安藤さんの研究により貴重な成果を得ることができました。これらの成果に基づく技術の発展により、宇宙ロボットをはじめとする宇宙機ミッションの可能性が広がることが期待され、この分野への貢献が評価されて今回の受賞に至りました。

受賞者からのコメント
安藤翼さん(理工学研究科 理工学専攻 機械創造コース 博士前期課程1年・機械制御研究室(菅原佳城教授)所属)
「Best Paper Award」を受賞し大変光栄に存じます。自らの好奇心のままに取り組み続けた研究でしたが、菅原先生、武田先生、JAXA研究員の久保さん、菅原研究室の内山さん、河原さん、宮田さんをはじめとした多くの方々のご尽力のおかげでこのような結果を残すことができました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。この経験を励みに今後の研究活動にも熱心に取り組む所存です。
指導教員からのコメント
菅原佳城教授(理工学部 機械創造工学科)
この度の学会で発表した成果は、何か月もの間、ロボットや実験装置と格闘しながら得られた結果であり、その結果がさらに受賞へとつながり、大変嬉しく思っております。また、指導教員としても安藤さんをはじめ、実験に関わっていただいた皆さまに大変感謝しております。この結果がさらに発展していくことを期待しています。