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NEWS(スポーツの活躍)

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2024.01.22

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「福岡ソフトバンクホークス小久保新監督を応援する会」が開催され、王貞治球団会長、学内関係者がエールを送りました

2024年1月21日(日)、本学硬式野球部OB・OG会が主催する「福岡ソフトバンクホークス 小久保新監督を応援する会」が第一ホテル両国(東京都墨田区)で開かれました。

この会は、青山学院大学出身で、福岡ソフトバンクホークス2軍監督を2年間務め、昨年のオフシーズンに、1軍新監督に就任した小久保裕紀氏を励ますために開催されました。

出席者には、王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー、本学経済学部出身で剣道部主将を務めた山本亨墨田区長、主催者の青学大硬式野球部OB・OG会 吉田幸夫会長、本学硬式野球部前監督 河原井正雄氏、本学理事長、院長、学長ら89人が含まれ、応援団団長によるカレッジソングによるエールが送られ、小久保監督は今季に向けた抱負を改めて表明しました。

王貞治ソフトバンク球団会長より激励

「この2年間はとても良い勉強になったと話していただいています。若い人との接点は、一軍だけにいるとなかなかできません。この2年間は良い経験だったと思います。長嶋さんも私も、そのような苦労はしてこなかったのですが、振り返ってみれば、そういう苦労をしておくべきだったと思います。小久保君には、この2年間を今年からの監督業に生かしてもらいたい」と励ました。

3年連続V逸のチームを率いる小久保監督に対し、「監督になってすでにプレッシャーを感じていると思いますが、割り切って自分のやるべきことをやってもらえればいいと思います。小久保君が監督になって、チームには非常に緊張感があります。チーム一丸となって支える準備ができていますので、思い切ってやってほしい」と出席者を前に、バックアップを約束しました。

ソフトバンク小久保新監督の決意表明

昨年は東都大学野球での春と秋のリーグ戦優勝に加え、大学野球選手権優勝という3冠を達成し、小久保裕紀監督も「青学大が強くなったと言われるようになって嬉しい」と祝福しました。大学時代を振り返り、「短い全体練習時間ではプロになれないと思い、自主練習で不足分を補った。やらされる野球からの脱却が大学の役割でした。それがプロになってからの私の原点です」と語りました。
王会長の言葉に対して、「本当にあの2年間は僕にとって非常にプラスだった」と感謝の意を表し、「Z世代」と呼ばれる若い選手との向き合い方や、チームマネジメントをファームの長として培い、「今は良いタイミングだと思っています」と述べました。満を持しての1軍監督就任であったと小久保監督は語ります。
青学大の恩師や先輩、同期から新監督就任の祝福を受け、小久保監督は「この会を催してくれた方々に対して返せるのは勝つことだけ。勝った後にまた、このような場で皆さんに恩返しをしたい」と述べました。
球団からは「強いチームを作る」「王イズムの継承」「最先端技術を取り入れた指導」という3つの宿命が課されています。特に「王イズムの継承」とは、主力メンバーがチームの先頭に立ち、若手の模範になることです。「そのようなチームを再び取り戻したい。今それができていないわけではありませんが、より強調しながらチームを作っていきたい」と述べました。
「王会長からはリーダーとして何が必要かを学ばせてもらいました。一番大きな教訓の一つは、人は勝っている時は変わらず、負けている時、逆境の時こそその人の真価が問われるということです」と語りました。
1995年に王会長が監督に就任した際、当時は苦しい戦いが続きました。小久保監督は王監督の下で戦った現役時代を回想し、「最初の2、3年は最下位や5位、4位で、ファンもわれわれに失望していました。その時のリーダーとしての王監督がいました」と振り返りました。そして、就任2年目の1996年に起きた「生卵事件」で、王会長が示した姿勢に感銘を受けたことを明かしました。「負け続けている時に生卵をぶつけられた事件があり、その時に宿舎に来て言われた言葉が『ああいうファンが本物だ。それが本当のファンの心の声だ』というものでした。リーダーとして伝えたかったのは『ああいうファンが勝てば一番喜ぶ』ということです。私が負けが込んだ時に、選手たちにそういう言葉をかけるかが勝負です。そういう腹の据え方をしっかり持って、悪い流れになった時こそ、当時の王監督の姿を思い出しながら、先頭に立って指揮をとりたい」と強い決意を込めて挨拶しました。

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ソフトバンク奈良原浩ヘッドコーチ

小久保監督の大学時代の3年先輩で4年時には東都リーグで首位打者も獲得した、奈良原浩ヘッドコーチは、「小久保監督に声をかけていただいて、ヘッドコーチを務めることになった。何とかチームを、野球界を盛り上げて全力で頑張りたい。プロでは守備で、チームをどちらかと言うとサポートしたというか、サブで回っていたタイプの選手。今回も大いに監督を盛り上げて全力でやっいきたい」と話しました。

青山学院大学 稲積宏誠 学長
学内関係者より

現在、本学硬式野球部の指揮を執る安藤寧則監督は「僕たちも小久保さんのように、やろうと思ったことは手を抜かない。立ち居振る舞い、身だしなみと、模範になる選手、応援されるチーム作りをしたい」と、春の3連覇へ向け、気持ちを新たにしました。
この会を主催したOBOG会吉田幸夫会長は「大学は東都のリーダーとして、常勝青学大になって欲しい。大学の優勝、そしてソフトバンクの優勝と、ダブルでうれしい秋になって欲しいと思います」と今後への期待を語りました。
堀田理事長からは、「小久保監督は、本学が目指す、社会のために「サーバントリーダー」を体現している、いきなり優勝するというのは高いハードルかもしれないが頑張ってもらいたい。」、山本学院長からは、「強いだけでは愛されない、強さに加え愛されるチームを作り、「地の塩、世の光」として、サーバントリーダーになっていただきたい。」、稲積宏誠学長からは、「私が大学で働くようになったのは小久保監督の学生時代、今でも覚えているのは、当時練習場の近くにあった鯛やきのお店の店員に一番素敵な野球部員は誰と聞いた際に、小久保選手だと言われたのが今でも覚えています」と、当時の話を回顧しました。

青山学院大学 稲積宏誠 学長