TOP

NEWS(スポーツの活躍)

POSTED

2025.01.02

TITLE

【陸上競技部】陸上競技部(長距離ブロック)が「第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」で往路新記録、2年連続7回目の往路優勝

2025年1月2日(木)、第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が開催され、往路5区間107.5Kmにおいて、本学陸上競技部(長距離ブロック)は「あいたいね大作戦」のもと、(往路新記録の)5時間20分1秒でゴールし、2年連続7回目の往路優勝を果たしました。

今年で101回目を迎える同大会は、大学三大駅伝(箱根駅伝、全日本大学駅伝、出雲駅伝)のひとつであり、東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競われる、学生長距離界最長の駅伝競走です。

今年で監督就任21年目を迎える原監督が掲げた「あいたいね大作戦」のもと、1区では前回大会で10区を走り優勝のゴールテープを切った宇田川瞬矢選手(総合文化政策学部3年)が、トップと1分47秒差の10位でタスキを渡しました。
続く各校のエースが集う花の2区では、昨年の区間記録を持つ黒田朝日選手(地球社会共生学部3年)が、序盤は淡々とペースを刻み、後半にギアを一気に上げ、難所の権太坂を越え、18キロ付近では4位に浮上。20キロ過ぎには駒澤大学のエース篠原倖太朗選手(4年)をかわし、第10位から7人抜きの第3位に順位を引き上げ、区間記録を更新する素晴らしい走りでトップとの差を49秒まで縮めました。

3区を走った鶴川正也選手(総合文化政策学部4年)は、レース前に「小学生の頃から箱根駅伝で青学のユニフォームを着て走ることを夢見てきた。3年間本当に苦しんできた。初の箱根、この1時間にすべてを出し尽くしたい」と語っていました。鶴川選手は今年、1万メートル27分43秒で学内記録を更新し、出雲1区、全日本2区でいずれも区間賞を獲得するなど実績を積んで今大会に臨みました。懸命の走りで区間4位の結果を残しましたが、トップとの差は2分24秒に広がり、第3位で4区へとタスキを託しました。
4区では、原監督が「太田がやってくれる」と期待したとおり、箱根駅伝4年連続出場の“駅伝男”太田蒼生選手(コミュニティ人間科学部4年)が序盤からハイペースの走りを見せ、吉田祐也選手(第96回大会 青山学院大学)が持つ日本人歴代最高記録を更新する激走を披露。2年連続となる区間記録(日本人歴代最高記録)の走りで、トップとの差を45秒まで縮め、続く5区若林宏樹選手(地球社会共生学部4年)へとタスキを託しました。
5区若林宏樹選手は、昨年区間新記録を樹立し、3度目の5区出走となる山上りのスペシャリストです。9.5キロ地点で1位を走る中央大学を抜き去り、15キロ付近の給水ポイントではチームメイトから水を受け取り、グータッチを交わしました。最後までスピードは落ちることなく、見事区間新記録の走りで、2年連続7回目の往路優勝を、初優勝の第91回大会以来の5区での逆転優勝で果たしました。

応援してくださった皆さまに心より御礼申し上げます。本学応援団やチアリーディング部も駆けつけ、学生・教職員・校友が心を一つにして応援しました。明日は第2位と1分49秒差でスタートし、第101回箱根駅伝総合優勝に向けて、選手たちは箱根路を駆け抜けます。皆さまからの声援が、走っている選手たちに元気と力をもたらしますので、明日の復路も引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします。

レース中の写真 ©月刊陸上競技

原晋監督

能登の震災から1年、まだまだ苦しまれている多くの被災者の方に少しでも元気をお届けしたいという思いをもって走った。特に、最後若林が頑張ってくれた。1区、3区はもっと頑張れるところがあったと思うが力を合わせて結果を出すのが駅伝、みんなが頑張ってくれた。学生たちの努力が1年間の成果が実を結んだ。

1区 宇田川瞬矢(総合文化政策学部3年)

本当になんといっていいか。チームメイトに救われた。このチームで走れてよかった。自分の走りで勝たせるイメージをしていたが、黒田(選手)などの同期、先輩に救われた。最後順位を落として焦っていたが、黒田の姿をみて力を絞り出すことができた。

<区間新記録> 2区 黒田朝日(地球社会共生学部3年)

特に平地で、他大はハイペースで差を開けられていたが、権太坂からペースを上げて、レースプラン通りにタイムを刻むことができた。去年も歴代2位で、今年できれば歴代1位になりたかったが、今のベストを尽くせたと思う。

3区 鶴川正也(総合文化政策学部4年)

後半は少しきつかったが、最後まで全力で走ることができた。きつい時にはこれまでの苦しかったことが頭をよぎった。(トップとの差を広げられてしまい)チームに迷惑をかけてしまった。みんなのおかげで往路優勝ができた。

<区間賞> 4区 太田蒼生(コミュニティ人間科学部4年)

目標としていた区間新記録には及ばず、正直悔しい気持ちがあります。それでも、最低限の仕事は果たせたと思います。優勝は5区6区に託したいと思います。4年間を通して、箱根路は景色、沿道も応援も注目も全てが美しいものでした。

<区間新記録> 5区 若林宏樹(地球社会共生学部4年)

最高に気持ちよかったです。1時間8分台を目指していたが、悔しい部分もあるが、大満足の結果だったと思う。3度目の5区で初めて追いかける展開であったが、全員で往路優勝をつかみ取った。みんなで喜び合いたい。

関連情報