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NEWS(総合プロジェクト研究所)

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2022.12.16

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総合プロジェクト研究所 超小型宇宙機研究所の速報実証衛星 ARICA-2が JAXA 輸送/超小型衛星ミッション拡充プログラムに選定

青山学院大学 総合プロジェクト研究所 超小型宇宙機研究所 (所長:理工学部 物理科学科 坂本 貴紀教授) にて、今年度から開発を開始した超小型衛星 ARICA-2 (AGU Remote Innovative Cubesat Alert system - 2) が、JAXA 輸送/超小型衛星ミッション拡充プログラムのフィージビリティ・スタディ・フェーズに選定されました。

ARICA-2 はガンマ線バーストをはじめとする突発天体の速報を民間の衛星通信を用いて行う新しい速報システムの実証を行う衛星です。10 cm x 10 cm x 20 cm の大きさの衛星で、民間衛星通信端末の他に、アマチュア無線帯を用いた送受信機、姿勢制御システム、そして、ガンマ線検出器を搭載する予定です。

JAXAの輸送/超小型衛星ミッション拡充プログラムにおいて、1年間のフィージビリティスタディを行った後、JAXAによる審査を受け、審査を通過できると衛星開発フェーズに移行します。2年間の衛星開発フェーズを経てJAXAが打ち上げ輸送サービスを選定するというプログラムです。

現在は、1年後の JAXA 拡充プログラムの審査を通過する事が最大の目標とはなりますが、ARICA-2 は 2025年度の打ち上げを目指して開発を進めています。青山学院大学独自の衛星 ARICA-2 の進捗にご期待ください。