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EVENT(ジェンダー研究センター)

SCHEDULED

2024.06.28

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【ジェンダー研究センター】上映会&講演会「Icy Lake──1996~2015年ニューヨークのゲイ・コミュニティにおける映画制作とエレクトロニック・ダンス・ミュージックをめぐって」

本講演では、Wills Glasspiegel氏を講師にお迎えし、同氏が製作した短編ドキュメンタリー映画"Icy Lake(2014)"の上映と映画の背景をめぐる講演をしていただきます。
映画"Icy Lake"は、一般にはほとんど知られることがないまま密かに生き続けてきた“Icy Lake” と呼ばれるダンスソングの歴史を1990年代半ばから辿って、音楽ジャーナリズムに影響を与えました。
本講演では、制作者のGlasspiegel氏を講師にお迎えし、同映画の上映と映画の背景をめぐる講演をしていただきます。映画Icy Lakeは、2013年にYouTubeで再発見された“Icy Lake”という楽曲を、ニューヨークのダンスフロアにおけるそのクィアな起源まで遡り、Kevin Aviance、DJ MikeQ、Kevin JZ Prodigyといった現代のボールルームハウス/ヴォーグカルチャーに多大な影響力を持つパフォーマーたちのインタビューを収めています。本講演では、この映画を取り巻く歴史的状況とそれを推進するパフォーマンスの数々について、都市の歴史やダンスミュージックの歴史とからめて語っていただきます。とりわけJafari S. AllenやJosé Esteban Muñozのクィア理論との関連で、映画Icy Lakeを論じるということですので、どうぞご参加ください。
※映画上映及び講演は英語で行います。字幕や通訳は無いことをご了承ください。

【講師紹介】
Wills Glasspiegel
映像作家、パブリック・アーチストで、非営利団体Open the Circle の共同創設者で代表理事の一人。
公園、アートギャラリー、美術館などさまざまな環境で作品を発表するとともに、在野の研究者、コミュニティ・オーガナイザーとしても多彩な活動を展開してきた。2023年に共同制作した大規模インスタレーション・フィルムSkywalkersは、地元シカゴのアフリカ系のダンスであるフットワークと先住民のグラスダンスを並べて描き、オヘア国際空港に常設展示されている。シカゴのダウンタウンで開催され世界最大のデジタルプロジェクションを誇るアート・オン・ザ・マートのために共同制作したFootnote(2021)とBilliken(2022)は『ニューヨーク・タイムズ』や『タイムアウト・シカゴ』で高く評価された。2017年に共同創設したOpen the Circle(OTC)は、ダンスやアートを通じた教育プロジェクトと人種的正義の促進のため草の根の活動を展開する組織で、地元シカゴの低所得者層が暮らすコミュニティに国立芸術基金やマッカーサー基金などからの助成をもたらした。アフリカおよびおアフリカン・ディアスポラの音楽を世界に発信する公共ラジオ番組Afropop Worldwideへの貢献によりピーボディ賞を共同受賞、またナショナル・パブリック・ラジオの番組All Things ConsideredやMorning Editionでアートや文化を発信するコーナーをプロデュースしてきた。イェール大学にて博士号取得。米国シカゴ出身で現在も在住、活動の拠点としている。

日時 2024年6月28日(金)17:00~18:30
会場 17410教室(17号館4階)
講演者 Wills Glasspiegel
司会・モデレーター 西本あづさ(青山学院大学文学部教授)
参加対象 どなたでもご参加いただけます。
申込みについて 事前申込み不要。どうぞ当日お気軽にご参加ください。

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