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NEWS(経営学部)

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2025.06.12

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【経営学部】久保田進彦教授の著書が、日本商業学会で「学会賞(著書部門・優秀賞)」を受賞

2025年6月7日(土)、久保田進彦教授(経営学部長、経営学部 マーケティング学科)の著書『ブランド・リレーションシップ』(有斐閣/2024年8月)が、2025年日本商業学会「学会賞」の著書部門「優秀賞」を受賞しました。ブランド・リレーションシップとは、消費者が特定のブランドに感じる愛着や絆のことを指します。久保田進彦教授は、著書『ブランド・リレーションシップ』において、ブランド・リレーションシップの概念、測定、効果、形成要因、そしてマネジメントについて体系的に論じました。

▼日本商業学会について
日本におけるマーケティングの中心的学会であり、70年以上の歴史を誇ります。同学会の「学会賞」には、優れた著書に与えられる優秀賞、奨励賞、そして論文に与えられる優秀論文賞があります。久保田進彦教授は、2007年に論文部門「優秀論文賞」、2013年に著書部門「奨励賞」、そして今回は著書部門「優秀賞」受賞しました。

受賞者からのコメント

久保田進彦教授(経営学部長、経営学部 マーケティング学科)

このたび拙著『ブランド・リレーションシップ』に対し、日本商業学会より栄えある「学会賞」を賜りましたこと、誠に光栄に存じます。選考に携わってくださった先生方、ならびに日頃よりご指導・ご助言を賜っております諸先生方に、心より御礼申し上げます。

「ブランド・リレーションシップ」という現象に初めて関心を抱いたのは、私が企業に勤務していた20代の頃のことでした。ブランドに深い愛着を抱き、傾倒する方々と接する中で、「人はなぜブランドに絆を感じるのか」という問いが、私自身の中に芽生えました。それ以来、ブランドを単なる消費の対象ではなく、関係の対象として捉える視点に強く惹かれ、研究を重ねてきました。本書は、そうした長年の関心と問いを一冊にまとめたものであり、ブランドとの結びつきをめぐる心理的プロセスを、理論と実証の両面から明らかにしようと試みたものです。

今回、このようにご評価をいただけたことは、たいへん感慨深く、今後の研究への大きな励みとなります。今後も引き続き、広く社会に資する研究を積み重ねてまいりたいと考えております。

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