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2026.02.26
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【地球社会共生学部】<GSCニュース部レポート>箱根駅伝3連覇 疾走を支えたマネージャーたち
GSCニュース部* の稲田優花さん、郡山怜佳さん(ともに地球社会共生学部3年)が、本学体育会陸上競技部(長距離ブロック)のマネージャーである加納いずるさん(地球社会共生学部3年)と鈴木爽耶さん(地球社会共生学部2年)のお二人に取材を行いました。今回はその記事をお届けします。
*GSCニュース部:地球社会共生学部の授業「ジャーナリズム取材演習」(担当教員:樺島榮一郎教授(地球社会共生学部))「ニュースライティング[英語講義]」(担当教員:池畑修平教授(地球社会共生学部))を履修した学生によって、より実践的な記事を書くために作られた組織です。
GSCニュース部レポート「箱根駅伝3連覇 疾走を支えたマネージャーたち」
3年連続の箱根駅伝総合優勝という偉業を打ち立てた青山学院大学体育会陸上競技部(長距離ブロック)。2日間にわたる熱戦では、テレビ中継で映し出されはしなかったものの、マネージャーたちのサポートも、輝いていた。選手たちに走行タイムやレース状況を伝え、そして力いっぱいの声援で励ました。地球社会共生学部からも2人、そうしたマネージャーとして箱根路に挑んだ学生たちがいた。
加納いずるさん 地球社会共生学部3年の加納いずるさんと、2年の鈴木爽耶さん。
加納さんは、受験勉強の合間に目にした箱根駅伝が原点だという。ただ、それは勝利のシーンではなかったそうだ。「優勝できなかった年でも、青山学院大学の選手たちが最後まで諦めずに走る姿に心を打たれました。そうしたランナーたちを支える側として関わりたいと思い、マネージャーという道を意識しました」。
加納いずるさん
構内での練習をサポートする鈴木爽耶さん 一方、鈴木さんは兄弟が陸上競技をしていたことや、強いチームに貢献したいという思い、それに学んでいたスポーツ栄養学を生かせる点に魅力を感じてマネージャーを志した。
構内での練習をサポートする鈴木爽耶さん
2人とも陸上競技の経験はない。加納さんは、1年目をこう振り返る。「専門用語や練習メニューが分からず、恥を捨てて先輩に聞き、学んだことを部活ノートにまとめていました」。鈴木さんも、選手たちのタイムを計測するという重要な役割では緊張が強まり、自宅でストップウォッチを使って一人で練習を重ねたという。
相模原キャンパスで行われる日頃の練習では、マネージャーたちも時間に追われる。練習開始の30分前には集合して、ドリンクをつくったり走行コース沿いにコーンを設置したりする。練習中はトラックで選手たちの点呼やタイム計測をして、キャンパス内を走るときは選手たちと車や歩行者の間で交通整理をする。選手たちの安全面には細心の注意を払っているのだ。ほかにも、給水の補助、天候や気温を含めたグラウンドコンディションの記録、動画撮影によるフォーム確認など、多角的に選手たちを支えている。そうした日々の積み重ねが、学生駅伝最強のチームづくりにつながっている。
夏の合宿となると、さらに忙しい。朝5時から練習準備に追われ、計測や給水、練習後のデータ整理まで、一日中動き続けるという。鈴木さんは「始まったら止まれない。次に何をするかを常に考えながら動かなければならない」と話す。ミスが許されない中、常にチームのために考えて動き、やがて「この経験を乗り越えられたから大丈夫」と思えるようになったという。
2人とも地球社会共生学部の特徴である2年生後期のアジア留学に参加し、「その期間中、マネージャーとして無意識に動けていた感覚が抜けてしまった(加納さん)」とのことだが、帰国してからは再び他のマネージャーたちと互いに支え合いながら勘を取り戻した。
こうして迎えた2026年の箱根駅伝。選手たちだけでなく、マネージャーたちもチームから任せられた位置につく。事前に選手たちから「どういうタイムを把握したいか」を聞き取り、例えば「1位との時間差」などを即座に伝えられるよう、準備を徹底してきた。計測したタイムはボードに書き、ハイスピードで駆けてくる選手たちがしっかり確認できる位置にボードを掲げる。今回、加納さんは往路の3区、復路の8区と10区でタイム計測、鈴木さんは往路ではテレビ中継を見ながら部のLINEに速報を流し続け、復路ではやはり8区と10区での計測を担った。
このようにマネージャーたちにも支えられ、見事、青学は3連覇を果たすこととなった。
(左から)鈴木さん、原晋監督、加納さん
2人は、次のように喜びを語る。
「これまで3年間一緒に活動してきた4年生の先輩方の努力や熱意を何度も感じてきたからこそ、今年の箱根駅伝は4年生の先輩方のためにも勝ちたいと思っていました。そうした4年生の先輩方がゴール地点の大手町で笑顔に包まれ、私もこれまでにない幸福感とともに達成感を得ることができました(加納さん)」
「アジア留学から箱根駅伝の1ヵ月ほど前に帰国し、チームに合流してからは優勝で4年生たちを送り出したい一心で日々を過ごしたので、言葉では表せないほど嬉しかったです。4連覇、5連覇に向けて、チーム一丸となって戦えるよう、そのサポートを頑張っていきます(鈴木さん)」
(2026年2月19日 GSCニュース部 稲田優花、郡山怜佳)
(左から)鈴木さん、原晋監督、加納さん 