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2021.08.03

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学長メッセージ~2021年度前期授業期間を終えて~

2021年8月3日
学生 各位
青山学院大学
学長 阪本 浩

2021年度の前期授業期間が終了し、8月1日から夏期休業期間が始まりました。
4月以降東京都に対する2度に渡る緊急事態宣言の発出を受け、青山キャンパスでは感染拡大を防ぐべく急遽面接授業を遠隔授業へ切り替えるなどの対応を行いました。学生の皆さんの協力により、大きな混乱もなく無事前期授業期間を終了できたことに深く感謝します。

しかし、皆さんもご存じのとおり、東京都の新規感染者数は増加の一途を辿り、東京都および沖縄県に発出中の緊急事態宣言が8月31日まで延長されるとともに、首都圏3県および大阪府にも緊急事態宣言が発出されるなど、感染力の強いデルタ株の影響による感染拡大は、「第5波」と呼ばれる深刻なものになっています。これに伴って本学関係者の罹患者数も激増し、特に飲食の場における感染が増えていることを大変危惧しています。
夏期休業期間に入りましたが、皆さんが本学の学生として、また社会の一員として、良識ある行動を取り、感染拡大防止に努めてくれるものと確信しています。

8月2日から東京都との連携による本学を接種会場としたワクチン接種が始まりました。本学関係者のみならず、他大学の学生や教職員の方々も受け入れています。本学におけるワクチン接種の実施が、感染の収束に向けた一助となり、皆さんのキャンパスライフがより実りあるものとなることを願ってやみません。
自治体が発行する接種券が手元に届いていて接種を希望する方は、既に学生ポータルでお知らせしている予約方法の詳細を確認し、速やかに予約を行ってください。なお、本学での接種に限らず、各自治体における医療機関や接種会場、大規模接種センター等で接種することも可能です。
ただし、既に何度もお伝えしていますが、ワクチン接種は強制ではありません。本学のいかなる活動にも、ワクチンを接種しない方に対する制限を設けません。接種のメリット・デメリットを各自で確認し、ご家族と相談の上決定してください。
また、ワクチン接種は、発症や重症化を予防する効果が確認されていますが、その効果は絶対ではなく、感染予防効果は十分には明らかになっていません。ワクチン接種の有無に関わらず、今後もマスクを着用し、手洗いやうがい、手指消毒を行うなどの基本的な感染防止対策を適切に続けていきましょう。それこそが私たち自身が「感染しない」、大切な人を「感染させない」ために一番重要なことです。

2021年度の後期授業は、原則として通学を前提とした授業運営を行います。しかし、感染状況等によっては変更する可能性もあります。その場合、授業形態については、学生ポータル等でお知らせしますので、必ず確認してください。

くれぐれも健康に留意して、夏期休業期間を有意義にお過ごしください。
後期にまたキャンパスで元気にお会いできることを楽しみにしています。