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2024.11.11

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【AG150】青山学院創立150周年記念演奏会「《青山学院行進曲》作曲者ヨーゼフ・ラスカ 没後60周年記念レクチャーコンサート」開催

2024年10月19日(土)、「《青山学院行進曲》作曲者ヨーゼフ・ラスカ 没後60周年記念レクチャーコンサート」を、ガウチャー記念礼拝堂で開催しました。

前半のレクチャーでは、根岸一美氏(大阪大学 名誉教授)がオーストリア・リンツでの《青山学院行進曲》手稿譜発見に至るいきさつや、ラスカとその作品についての概要を語りました。また、竹内孝宏教授(総合文化政策学部、学部長)が、ラスカが教鞭を執っていた時代の宝塚音楽歌劇学校(当時)の教育とエンターテインメントとの関係を中心に、当時の音楽の教科書も参照しながら解説しました。レクチャーの締めくくりには、根岸氏によって、アントン・ブルックナー私立大学(オーストリア・リンツ)の資料館でピアノ譜が90年ぶりに発見された原曲ピアノ版《青山学院行進曲第1番、第2番》を齋藤遼太郎さん(教育人間科学部 教育学科3年)が世界初演しました。

後半のコンサートでは、ラスカの作品の中でも、日本や東アジアに関係の深い作品を岡田将氏(ピアノ)、溝渕悠理氏(メゾソプラノ)、杉山佳代子氏(フルート)が演奏しました。叙情あふれるラスカの作風は親しみやすく、難しい国際情勢の時代に極東の地での滞在を経て、波瀾万丈な人生を生き抜いた彼のさまざまな思いを描き出し、演奏を通して観客の心に響かせました。

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