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2025.01.28
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【経済学部】中村まづるゼミナール(経済学科)が「2024年度 第27回公共選択学会 学生の集い」で優秀賞を受賞

2024年12月21日(土)、「2024年度 第27回公共選択学会 学生の集い」が追手門学院大学(大阪府茨木市)で開催され、中村まづるゼミナール(経済学部経済学科)3年のチーム「ラストスパート」(江見晃太郎さん、阿波屋尚斗さん、大田優衣さん、武田柊子さん)の論文が「優秀賞」を受賞しました。
▼公共選択学会「学生の集い」とは
「学生の集い」は、学部生の研究奨励と公共選択論の学問的発展に寄与することを目的に、年1回開催されています。公共選択学会会員のゼミナールを対象とし、学会から発表された共通テーマについて論文を作成し、プレゼンテーションによる第1次審査と論文による第2次審査を経て、最優秀賞と優秀賞が授与されます。


研究概要
今回、中村まづるゼミナールのチーム「ラストスパート」は、「政治とカネの問題を考える-政治にお金は必要か」というテーマに対し、政治資金の使い方と集め方に着目し、「透明性の欠如が政治腐敗を招いている」という問題意識を設定し、研究を行いました。本研究では、特に政治資金制度の不十分さに着目し、分析により政治腐敗をもたらす要因を明らかにしました。そして、日本の政治において、より効率的な資金循環を実現するための政策を提言しました。


学生からのコメント
江見晃太郎さん(経済学部 経済学科3年、中村まづるゼミナール)
このたびは、優秀賞をいただき誠に光栄です。論文作成期間は、決して順調なことばかりではありませんでしたが、最終的に「優秀賞」を受賞できたことはとても嬉しく思い、私たちの自信にもなりました。論文やプレゼンテーション準備の過程で助言や指導してくださった先輩方、中村先生には心の底から感謝しております。今後は、チームとして一つの論文を作り上げた経験、そしてこの期間で学んだ知識を生かして、次の舞台でも邁進します。

指導教員からのコメント
中村まづる教授(経済学部 経済学科)
ゼミナールでは経済政策論を研究していますが、今年のテーマは時事的で先行研究が少なく、学生たちは方向性の設定に悩んだと思います。そのような中で、裏金問題などの「政治不信」がいかに民主主義国の政策決定に問題なのかを指摘し、政治資金制度と政治腐敗の関係を実証分析によって明らかにしました。さらに、分析結果を政策提言につなげ、論文としての完成度が評価されました。ここに至るまでの経験が今後の自信につながることを期待しています。