TOP

大学間連携によるマネジメント教育プログラムの
質の共有化と相互評価システムの開発

大学間連携によるマネジメント教育プログラムの質の共有化と相互評価システムの開発

※助成事業期間は終了しましたが、本取組は、本学の学内取組として事業を継続していきます。

事業概要

平成21年度大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラムで選定された「大学間連携によるマネジメント教育プログラムの質の共有化と相互評価システムの開発」は、マネジメント力に優れた人材の育成のためのマネジメント教育プログラムの質を保証する相互評価システムを開発する取組である。世界的な経済不況による経営環境の変化に対応していくためには、経営環境を革新していく強力なリーダーシップと創造力を身につけたマネジメント力に優れた人材の育成が喫緊の課題である。本取組は連携取組校の特徴ある優れたマネジメント教育プログラムの共有化を推進していくことによりマネジメント力に優れた人材の育成を実現し、その実現を保証するマネジメント教育プログラムの教育の質保証をする「相互評価システム」を開発していくものである。

目的

本事業の全体の目的は、社会・経済・文化の加速度的なグローバル化の時代におけるマネジメント教育プログラムの改善を図り、本学の教育目的である「・・・地球規模の視野にもとづく正しい認識をもって自ら問題を発見し解決する知恵と力をもつ人材を育成する」ことに資するため、マネジメント力に優れた人材を育成していくことである。グローバル化の時代的要請に応えていくためには、大学及び企業等組織で行われているマネジメント教育プログラム又はマネジメント研修プログラムの体系化が急務であり、マネジメント教育・研修プログラムの質保証が不可欠である。本補助事業は連携取組校の時代的要請に応えたそれぞれ特徴あるマネジメントMBA教育プログラムの共有化を推進していくことにより、マネジメント教育プログラムの質を保証していく相互評価システムを開発していくものである。

また、平成22年度から経営専門職大学院における取組の充実・発展を図り、本取組を全学的取組として拡充することにより、本学の教育目的である地球規模の視野を身につけた問題解決能力をもつ人材育成を目指す経営専門職大学院における人材養成機能の強化を図ることが、本補助事業の目的である。

連携校(南山大学)においては、東海地区の地域産業・地域コミュニティの顕在的ニーズである『ものづくり・ロジスティックス』『中国を初めとするアジア諸国・諸地域の企業とのコラボレーション』において強みを発揮するビジネスプロフェッショナルを養成するプログラムの開発を目指し、産業界を中心とする地域社会とのコラボレーションによりMBA教育プログラムを改善し、その成果を他の連携校と共有化していく。そしてその前提となる各大学のマネジメント教育プログラムの教育の質を保証する「相互システム」の開発に参画していく。

連携校(関西学院大)においては、英語でMBAを取得するコースを運営している。国際経営コースでは、全ての講義を英語で行っているが、日本語を母語とする学生と英語を母語、もしくは主要言語としている2種類の学生がいる。
日本企業に関する経営課題を英語教材で学ぶクラスを開発することにより、日本企業の経営実践を海外で教授する方法を開発するとともに世界的に十分通用する教材と教員の能力を開発し、海外のビジネススクールとの比較検討を積極的に行う。その学習結果を企業に評価してもらうためにインターンシップや緊密な関係にある企業からのニーズ調査を行うこととする。