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青学(AGU)で「日本」と日本語を学ぶ

「日本」を学ぶための最高の場所

AGUでは、留学生の皆さんが、「日本」について深く学ぶことのできる科目(日本語・英語)と、「日本語」を学ぶための科目を、数多く設けています。AGUの11学部27学科、12大学院研究科では、「日本」の政治・法律・経済・経営・社会・歴史・思想・文化・文学・芸術・メディア・国際関係・国際協力・環境問題・科学技術などについての授業を、幅広く展開しています。
私費留学生の皆さんは、学科また大学院の専攻に所属して、「日本」についての専門的知識を身に付け、「日本」に関する自分の研究テーマをどこまでも追究することができます。
交換留学生の皆さんは、関心の赴くままに、幅広く「日本」について学ぶことができます。日本語講義だけでも、日本語講義と英語講義を混ぜても、単位の取得が可能です。
また、留学生の皆さんのための「日本語」科目も充実しています。「日本語」の「読む・聞く・話す・書く」力が確実に身に付くように、青山キャンパスでは7レベル、相模原キャンパスでは4レベルに分けて、きめ細やかの指導を行っています(「日本語」は、私費留学生の皆さんには必修科目で、交換留学生の皆さんには選択科目です)。
AGUで思う存分に「日本」について学んでください。

全ての科目のシラバス・講義内容の検索はこちら

「日本」を学ぶ

AGUには、「日本」についての学び始めとして、日本文化入門の授業があります。

  1. 日本の社会と文化

    2024年度から設置された日本の文化や社会また世界の中の日本(日本語・日本文化・日本社会など)に対する理解を深めることを目標とする交換留学生向けの科目です。
    英語で開講される科目と日本語で開講される科目が設けられています。
    ※科目によっては日本語能力の履修条件がある場合があります。シラバスをご確認ください。

  2. 日本学A

    This course is designed to provide students with an understanding of Japanese culture and society from an interdisciplinary perspective including anthropological, historical, and sociological approaches. Throughout the course, we will explore the evolution of Japanese cultural and social history, from ancient times up to the present day. Our exploration will cover a range of topics, including the basics of anthropology, the history of Japan, family life, business and entrepreneurship, literature, art, fashion, and modern culture. By examining these topics, students will develop critical thinking skills and gain valuable insights into how Japanese society has changed over time. Furthermore, we will employ an anthropological approach to deepen our understanding of Japanese culture. By doing so, students will learn to challenge popular images and stereotypes, as well as broaden their perspective on culture and society. This course provides a foundation for future studies of Japan and aims to inspire students to continue learning about the country's rich cultural and historical heritage. Ultimately, the course hopes to be a catalyst for further studies on Japan and provide students with a lifelong appreciation for and interest in Japan.
    This course is an elective course for international exchange students, regular degree students from abroad and within Japan.
    The lecture schedule may change during the semester based on our progress as a class. Students are required to use the online course system (CoursePower) for communication and assignments.

  3. 日本学B

    その国の文化を知ること、文化の普及は相互理解の始まりであり、重要である。
    本講義では、日本の代表的な伝統文化(華道、書道、茶道等)を、実演、体験を交え講義する。
    講演者は世界各国への訪問経験を有する各分野の専門家を中心とする。
    留学生、日本人学生がともに日本文化を学ぶこと自体、国際文化交流の実践といえよう。
    国際人としての活躍を希望する日本人学生の(単位認定外ではあるが)聴講も期待したい。
    To learn other country’s culture is important. It means beginning of mutualunderstanding.
    You are able to study Japanese traditional culture.(FloralArrangement ,Calligraphy , Tea Ceremony and so on ) from experts .
    International students and Japanese students study this course together.
    It will realize international cultural exchange.
    Japanese students who want to be active abroad should take this course.

  4. 日本文化文学入門

    留学生のための日本文化文学入門。この科目は、日本文学科に入学した留学生のための科目です。日本語・日本文学を学ぶ上で、その前提となる知識・理解を身につけるために設置しています。日本人が、幼い頃から自然に理解している日本文化のありかたや、高校までに習得している知識(古典を含む日本語や、文化史を含む歴史など)を学び、日本語・日本文学を専門的に学んでゆく上で支障が起きないように、基礎的なことを学びます。もっとも、「日本文化・文学の何がわからないか」は、留学生それぞれによって異なり、あらかじめすべてを予測することはできません。従って、必ずしも下記のシラバス通りに進めるのではなく、問題点が見つかったら、その解決に取り組むため、授業予定は柔軟に組み立ててゆきたいと考えています。また、日本文学科の授業全般に関する質問も、積極的に取り上げてゆきたいと思います。そのため、試行錯誤のような進行になるかもしれませんが、質問や希望を積極的に出してください。

  5. 祭祀文化論

    「祭りの現状」驚くべき数のみならず、それだけの多様性も誇る日本の「祭り」。各地の「伝統」としてそれらはいかに古く不変に見えても、人の手で継承されている以上、祭りとは時代と共にダイナミックに変わり続ける「生きている文化」に他ならない。本授業では、近年特に激しい転換を経験している祭りの現場に飛び込み、その現代的な意義と今後に向けた可能性を探っていく。

  6. 日本美術史Ⅱ

    日本美術史のうち、近世期、江戸時代に開花した絵画作品について考察する。昨今、江戸時代の絵画の魅力があらためて見直され、その個性豊かな造形が海外をも含めた数多くの人々の関心を集めている。ここでは,江戸時代の文化を象徴する絵画芸術にひとつの断面を設定し、江戸絵画全般を概観する視点を踏まえつつ、その詳細をみていきたい。
    秋学期は江戸画壇研究として,19世紀前期に名所絵を展開した絵師・歌川広重の、人と作品について論じる。さらに、幕末期の浮世絵関連の絵師や作例についても言及する予定である。

「日本」を学ぶ。深く、専門的に。

AGUで「日本」について本格的に学べる授業を紹介します。

  1. 日本学入門

    いわゆる「日本文化」が他国\異文化との衝突や宥和のなかで、何をもって「自国」の枠組みを内面化するのかを考えていきたい。それは「日本」なる枠組みとは異なる見方や観点を手に入れ、相対的・客観的に文化の成立や形成の条件を考察していくことでもあり、伝統や革新性といった概念を再検討することでもある。
     今年度の「日本学」では、「世界」と、その中に特立される「日本」の枠組みを考える素材として世界のどこにでもあるような、普遍的な概念とみなされている事象や言説の中で、地域的な要素を付与されて日本的なそれが存在するとされる現象をみてみたい。中でも「魔法」に着目していきたい。
    魔法は、前近代的かつ未開な秘儀として、科学的あるいは文明的な技術の根本とされる理性に劣るものとみなされつつも、世界中に遍く存在しながら、地域\地方にそれぞれ固有のものがあるとされ、その中で日本にも特異な魔法があるという自己認識が明治大正期の典籍にはしばしば見られる。忍術や妖術といったそれが、曽ての仏教語であった魔法を特殊な用法へと変貌していく様相をおいかけながら、現在においてすらエンターテイメントやオカルトの素材として縦横無尽かつ粗雑に扱われながらも、それがある文化を中心に据えつつも、普遍的な世界認識をみせることがある。
     日本が「日本」を〈日本〉として見なすための装置としての「魔法」を考えることで、日本近代における自国の意識と、前近代の文化資源の近代的な再編の様相と、現代にいきる私たちのあり方を考えてみたい。

  2. 日本文化の歴史

    能を通じて日本の文化史を見ていきます。能は室町時代に大成され、現代に至るまで上演されつづけてきました。中世までの古典文学を表現基盤とする一方で、その後の文化(文学・芸能・美術など)に大きな影響を与えつづけ、能それ自体も「日本文化」のひとつの基層を成しているといえます。能の作品世界とその広がりから、日本の文化についての理解を深めていきます。

  3. 日本語学講読Ⅰ

    教科書と論文の読解を通じて、日本語学の理念と研究手法を学ぶ。

  4. 日本・東洋の宗教と芸術

    中国では歴史上、王朝の興亡などに伴って多くの美術作品が失われました。中国国内に現存する古代・中世の作品の多くは墓や窖蔵からの出土品です。また、国交や仏教の僧侶の交流を通じて日本にもたらされた作品が、現在まで伝えられている例もあります。
    本授業では、幸運にも現存する中国古代・中世の美術作品を、二つのテーマに分けて取り上げます。授業の前半は、殷代~唐代前半期までの墓葬美術を概観し、中国固有の信仰・死生観の歴史的展開を辿ります。後半は、西方イラン(ペルシア)系文化の影響を受けて中国で制作された美術作品をいくつか取り上げ、異文化交渉から生まれた造形の特質を論じます。

  5. 日本経済論Ⅰ

    本講義では経済理論を踏まえて日本経済の姿を解説する。経済学の基本的な概念を解説した上で、現実の日本経済は経済学が教えてくれる理論通りに動いているのかを最新のデータに基づいて説明する。日本経済論Ⅰでは、少子化問題、雇用問題、高齢化問題に重点を置いた内容を扱う。
    日本経済の現状をつかめるようになり、経済時事問題にも対応できる力を身につけることを目標とする。

  6. 日本文学特講Ⅰ

    日本の〈うた〉はどこにあるか:近世・近現代の七・五調(六・八調)詩歌論
    日本の詩歌というと、和歌・短歌、発句・俳句が思い起こされることをが多い。しかし、日本の詩歌には、もう一つの流れが存在していた。それは、七・五調(六・八調)の長編詩歌である。
    この長編の詩歌は、平安時代中期(10世紀後半から11世紀前半)に成立した仏教歌謡「和讃」に始まる。主に浄土教において、極楽の美しさと阿弥陀仏への帰依の心を、ことばを尽くして謳い上げた。「和讃」は平安時代末期(12世紀)には、優美な抒情性に富む「今様(いまよう)」を生む一方、鎌倉時代(13世紀)には硬質な思想詩である親鸞の『三帖和讃』を生み出した。
    「和讃」は近世以降、民間の詩歌の形式となり、災害による死者の慰霊、女性の「罪障」の懺悔、子どものための「教訓」、伝説・説話などを表現するようになった。その流れは、近現代にも受け継がれ、関東大震災や近代戦による死者の慰霊、近いところでは東北大震災による死者追悼の「和讃」が作られている。また、明治時代(19世紀)には、「和讃」の形式は、讃美歌の翻訳で採用され、その讃美歌は、「新体詩」の母胎となった。その後、萩原朔太郎が「永日和讃」「和讃雑纂」を制作し、寺山修司も「和讃」に強い関心を示した。
    授業担当者は、『萬葉集』とその受容を専門とするが、『萬葉集』から王朝和歌へと進んでゆく、”正統的”な日本の詩歌の歴史とは異なる、民間に根差した日本の〈うた〉の水脈に関心を持ってきた。この講義を通して、その流れを展望したい。
    前期の日本文学特講Ⅰ[1]では、近世・近現代の七・五調(六・八調)詩歌について考察する。

日本語教育について Japanese language Education

AGUの日本語科目では、カリキュラムポリシーに基づき、留学生それぞれのアイデンティティを大切にしながら、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するための総合的日本語コミュニケーション能力を有する日本語人材の育成に取り組まれています。具体的には、(1)日本の豊かなことばや文化と留学生自身のことばや文化への理解の促進、(2)広い視野に立った専門学習を支える日本語能力の育成、(3)国籍や属性を超えて人々と協力し課題解決に取り組む共創力の育成、の三つの観点から、留学生が日本語学習に取り組むことのできる授業やサポートが展開されています。

2024年度から交換留学生用の日本語科目は、以下のように変更されました。
1) CEFR-A1/A2レベル程度以上の交換留学生: 正課科目(青山キャンパス:レベルI~VII 相模原キャンパス:レベルI~IV)
2) CEFR-A1/A2レベル程度未満の学生:正課外の英語による日本語クラス(日本語初学者向け)

魅力ある内容と充実したレベル編成

交換留学生向け日本語科目には青山キャンパスではレベルⅠ〜Ⅶ、相模原キャンパスではレベルI~IVが設けられています。また、2学期滞在する場合は、次のレベルに自動的にあがります。科目名称とレベル、目安は以下の通りです。

青山キャンパス
科目名称 レベル目安 内容と目標
日本語I CEFR-A1 目標は、初級中レベルの学習項目を復習し、初級後半レベルを習得することです。
日本語II CEFR-A2 目標は、初級後半レベルの学習項目を復習し、中級前半レベルを習得することです。
日本語III CEFR-B1 目標は、中級前半レベルの学習項目を復習し、中級中レベルを習得することです。
日本語IV CEFR-B2 目標は、中級中レベルの学習項目を復習し、中級後半レベルを習得することです。
日本語V CEFR-C1 目標は、中級後半レベルの学習項目を復習し、上級前半レベルを習得することです。
日本語VI CEFR-C2 目標は、上級前半レベルの学習項目を復習し、上級中レベルを習得することです。
日本語VII CEFR-C2 目標は、上級中レベルの学習項目を復習し、上級後半レベルを習得することです。
科目名称 レベル目安 内容と目標
日本語I CEFR-A1 目標は、初級中レベルの学習項目を復習し、初級後半レベルを習得することです。
日本語II CEFR-A2 目標は、初級後半レベルの学習項目を復習し、中級前半レベルを習得することです。
日本語III CEFR-B1 目標は、中級前半レベルの学習項目を復習し、中級中レベルを習得することです。
日本語IV CEFR-B2 目標は、中級中レベルの学習項目を復習し、中級後半レベルを習得することです。
日本語V CEFR-C1 目標は、中級後半レベルの学習項目を復習し、上級前半レベルを習得することです。
日本語VI CEFR-C2 目標は、上級前半レベルの学習項目を復習し、上級中レベルを習得することです。
日本語VII CEFR-C2 目標は、上級中レベルの学習項目を復習し、上級後半レベルを習得することです。
相模原キャンパス
科目名称 レベル目安 内容と目標
日本語 I CEFR-A2 目標は、初級中レベルの学習項目を復習し、初級後半レベルを習得することです。
日本語 II CEFR-B1 目標は、初級後半レベルの学習項目を復習し、中級前半レベルを習得することです。
日本語 III  CEFR-B2 目標は、中級前半レベルの学習項目を復習し、中級後半レベルを習得することです。
日本語 IV CEFR-C1 目標は、上級中レベルの学習項目を復習し、上級後半レベルを習得することです。
科目名称 レベル目安 内容と目標
日本語 I CEFR-A2 目標は、初級中レベルの学習項目を復習し、初級後半レベルを習得することです。
日本語 II CEFR-B1 目標は、初級後半レベルの学習項目を復習し、中級前半レベルを習得することです。
日本語 III  CEFR-B2 目標は、中級前半レベルの学習項目を復習し、中級後半レベルを習得することです。
日本語 IV CEFR-C1 目標は、上級中レベルの学習項目を復習し、上級後半レベルを習得することです。

交換(こうかん)留学生(りゅうがくせい)の履修(りしゅう)・単位(たんい)についてはこちら