「企業の経済活動と法」「個人の生活と法」といった共通テーマについて、異なる法分野を専門とする複数の教員による講義を通じて、これから学ぶこととなる法学の多様性に触れてもらうと同時に、法分野の枠を越えた、法学に共通する原理・原則を学ぶことを目的とした科目です。(2022年度開講予定)
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MOVIES 動画で知る法学科
FEATURES 学科の特色
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法学教育の“原点”と挑戦
青山学院大学法学部-AOYAMA LAW-は1959年に法律学科のみで誕生しました。初代学部長は国際私法学の泰斗であり、国際性の豊かな教育は法学部の開設当初から行われていました。その後の約60年間、2学科制やコース制の導入、法学科への集約などを経験しましたが、2022年4月、新たな2学科制を採用し、法学科はAOYAMA LAWの教育研究活動の“原点”に立ち返って、新たな時代の法学教育を追求していきます。
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お互いが向き合う法学教育
AOYAMA LAWの原点は、キリスト教の精神に基づき、教え学ぶ者が向き合って考える双方向学修にあります。入学直後から始まる演習科目「導入演習」では、少人数で相互に教え学びながら、法学の基盤となる社会科学の思考方法を身につけます。また、1年次前期の必修科目「法学入門」も、科目の目的に応じた適切な規模で開講され、法学の強固な土台を丁寧に作り上げます。2年次以降も、「法学基礎演習」など双方向学修の機会が数多く用意されています。
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“急がば回れ”の法学教育ー寄り道こそ近道ー
AOYAMA LAWのもう1つの原点は、法学の基礎にあるものを疎かにしないことです。条文に固定された法律の理解だけでなく、現実に生成され続ける法を見つけ出す視座の獲得のために、法哲学や比較法、法史、現代社会の法課題などの主題を1年次の選択必修科目として位置づけ直しました。学修の効率性が強調される時代だからこそ、AOYAMA LAWの法学科は“急がば回れ”の精神を堅持し、法学を“生きもの”たらしめる学びを大切にします。
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大樹を育む法学教育
AOYAMA LAWの3つ目の原点は、学生が多様な法分野に接する機会を尊重してきたことです。法学は大樹のようであり、地中深くに根を張った基礎法、そこから天高く伸びる太い幹の基本法、その幹から多種多様で鮮やかな法の枝葉が蒼然と生い茂ります。AOYAMA LAWの法学科では、主にビジネス、公共、国際、外国法の法分野から偏りなく科目を選択して、学生一人ひとりの関心や将来構想に応じた学修を自ら組み立てることができます。
PICK UP LECTURES 授業紹介
現代法実務論
様々な法分野において活躍されている弁護士の方々が、法的問題や紛争の解決のために、弁護士がどのような役割を果たしているかについて講義します。法廷内外での弁護士の実際の活動を知ることを通じて、現代社会において弁護士が果たしている役割を理解できます。同時に、「現場」の声を聞くことを通じて、他の法律科目で学ぶ「法の適用・法の解釈」の実践例に触れ、学問と実務の橋渡しとなることを目的としています。
法学ライティング
具体的な設問(事例)を題材として、実際に論述を書いてみることを中心とした科目です。民法、商事法、憲法などの主要な法分野それぞれについて複数開講されます。論述を行う能力を鍛えることはもちろん、現実の事例の中から、法的な問題点を抽出し、法を解釈し、問題を解決する方法を構築する能力を身につけることができます。司法試験の対策としてだけでなく、公務員や企業の法務部員など、法律問題に対応するための文書作成を求められるような進路を目指す人にぴったりです。(一部の科目は2024年度開講予定)
PICK UP SEMINARS ゼミナール紹介
安見ゆかりゼミ
「民事訴訟法」民事訴訟法のゼミでは、民事訴訟を素材とする短編小説を教材に用いながら、民事訴訟法の論点について、グループに分かれて報告し、皆で知識を深めています。