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MESSAGE センター長メッセージ

シビックエンゲージメントセンター長 宮副謙司(国際マネジメント研究科 教授)

2024年度から新しい考え方と体制のもと一層の充実を目指す青学「シビックエンゲージメント」活動

青山学院大学における学生の「シビックエンゲージメント」活動は、2024年度から新しい考え方と支援体制のもと、一層充実した活動に進化しています。

すなわち、一般の大学に多い「ボランティア」などの課外活動よりもさらに概念を拡げ、また青山学院大学の教育方針「サーバントリーダーシップ」の考え方を踏まえた「サービスラーニング」(学習活動・授業科目)も含み、そしてSDGs(持続的な開発目標)など地球社会からの要請に応えるように、大学と地域・企業・社会的団体との関係活動を着々と増やしています。そして、その活動へ学生の自主的な参画を促し、その活性化を進めています。

「シビックエンゲージメント」とは

シビックエンゲージメントとは、「市民として主体的に社会に関わっていくこと」と考えます。すなわち、自らの所属する社会-住んでいる地域や、スポーツ・文化・健康などコミュニティについて、より良く充実したものにしていこうとする意識と行動を指します。皆さんの身近にあるコミュニティについて、まず①活動を体験し、その活動を理解することから始め、②良い点あるいは課題を見つけて、③それをより良くする活動に取り組みましょう。例えば、既にある社会的活動にボランティアとして参加し、活動に貢献できればよいですし、さらに自らがコミュニティ活動を起こすことに至れば、それはとても素晴らしいことです。

シビックエンゲージメントセンターの役割

青山学院大学の「シビックエンゲージメントセンター」(CEC)は、以下のような内容を用意し、学生のシビックエンゲージメント活動を促進・支援していきます。

①シビックエンゲージメントを理解し実践するためのルールなどを学ぶ基礎講座、②シビックエンゲージメントを実践するPBL授業(サービスラーニング科目・コミュニティベースドラーニング科目)、③CECコーディネーター(青山・相模原に在籍)が企画し学生にアドバイスをする課外活動、④地域・企業・団体のコミュニティ活動の紹介などです。

①シビックエンゲージメントを理解し実践するためのルールなどを学ぶ基礎講座、②シビックエンゲージメントを実践するPBL授業(サービスラーニング科目・コミュニティベースドラーニング科目)、③CECコーディネーター(青山・相模原に在籍)が企画し学生にアドバイスをする課外活動、④地域・企業・団体のコミュニティ活動の紹介などです。

そして、シビックエンゲージメント活動に関心を持つ学生と、SDGsなど社会貢献活動を実践しようとする企業・地域(行政)・社会的団体とを的確にマッチングさせ、活動が活発に起こるようにコーディネートしていきたいと考えています。

2023年度の主な活動領域

2023年度ボランティア活動の領域としては、「子ども支援」「被災地・防災」「環境保全」「地域活性化・まちづくり」「高齢者支援」「障がい者支援」「国際協力・難民支援」(順不同)などがあげられます。2024年度はボランティア活動以外のコミュニティ活動も、企業・地域・団体と連携して数多く生み出し、活動領域をさらに拡げていく予定です。

青山学院大学のシビックエンゲージメント活動の特徴的な可能性

青山学院は、学部・大学院(MBA)、幼稚園・初等・中等・高等部を併せ持つという特徴があります。そうした青学の学内資源を活かすシビックエンゲージメント活動の企画と運営は、青山学院ならではの取組みとなるでしょう。

例えば、大学院(MBA)では、シビックエンゲージメント活動を企画し、推進する社会的なリーダー人材を養成するとともに(2023年度より青山ビジネススクールで開始)、ここで企画された幼稚園など子供向け活動に、学部生も参加し活動するといった3セクターを横断する施策を推進できます。それが青学のCE活動の新たな魅力的な特徴になると思います。

学生の皆さんへ

社会に関わっていくためには、各人が社会コミュニティに関わる市民としての意識「シチズンシップ」を持つことが重要です。それを備える人こそ「社会人」ということができます。(学生の皆さんは就職=社会人になるという考え方をすることが多いかもしれません。しかし、学生もすでに在学中から社会と関わる「社会人」です。そうしたシチズンシップをしっかりと持って活動することが求められます。)

青学のCECは、学生の皆さんのシビックエンゲージメント活動の関心と経験に応じ、具体的なプログラムがしっかりと揃っています。①何か活動を始めたいが何から始めたら良いかわからない場合には、シビックエンゲージメントの考え方や手法のアドバイスや実践活動事例の紹介、②活動テーマや領域をすでに持つ場合には、これから参加可能性のあるボランティアやコミュニティ活動の紹介、③すでに活動経験のある学生には学生スタッフとして諸活動での学生リーダーになって活躍してもらう機会を提供します。ぜひ、青山・相模原両キャンパスにあるCECのオフィスにお立ち寄りください。

青山学院大学のシビックエンゲージメント活動に関心を持っていただいた地域・企業・団体の皆さまへ

学生がシビックエンゲージメント活動を通じて学び、成長する機会をぜひご提供ください。すでに、地域行政・企業・団体から青山学院大学に、その関連での寄附講座、企業訪問・工場見学、商品開発・まちづくりでの学生プランニングなど産学連携の機会を様々に頂いております。また今後開催される「シビックエンゲージメントフォーラム」(啓蒙イベント)でのゲスト講演や事例紹介などにも、ご協力ご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。

皆様が取り組まれるSDGs活動のひとつに、青山学院大学学生の参画を組み込んでいただき、産学連携で相互に高め合う活動にして、より活性化させていきましょう。

青山キャンパスのシビックエンゲージメントセンター(1号館1階)

相模原キャンパスのシビックエンゲージメントセンター(F棟2階)

シビックエンゲージメント活動(学生スタッフとのミーティング風景)

学生の地域滞在学習(青山キャンパスと歴史的所縁のある愛媛県西条市の研究)

学生の企業訪問(青山企業「ヨックモック」宣伝関係オフィス訪問)

学生の地域貢献活動(徳島県「神山まるごと高専」への学生向け本の寄贈)

ABOUT US シビックエンゲージメントセンターについて

設立の経緯

青山学院大学シビックエンゲージメントセンターは2022年4月に開設しました。
青山学院のスクール・モットーである「地の塩、世の光」を体現する人物、サーバント・リーダーの育成に向け策定されたAOYAMA VISIONに基づき、前進であるボランティアセンターを改組した組織です。

2011年の東日本大震災以降、青学生が主体的に展開してきたボランティア活動を発展させつつ正課との接続を強化させ、サーバント・リーダーシップ教育に取り組みます。

ミッション

01.大学と社会の繋がりをつくる
   学生・教職員の自発的な社会貢献活動への参画を促進すること
02.より良い社会をつくっていく
   大学の持つ専門性や強みを活用してボランティアや市民協働活動の社会的効果を向上すること
03.社会から学び、自分の力へ
   社会貢献活動への参加に伴う教育的効果を向上させること

FACILITIES 施設紹介

  1. 青山キャンパス

    開室期間:夏期および冬期休業期間を除く通年
    開室時間:月~金 10:00~11:30 / 12:30~18:00
    所在地:1号館1階
    フリースペース定員:20名程度
    資機材:
    ・40インチテレビモニター
    ・液晶プロジェククター
    ・iPad
    ・スピーカーフォン
    ・ウェブカメラ
    ・イーゼル(3脚)
    ・可動式ホワイトボード(3台)
    ・非接触型体温計

  2. 相模原キャンパス

    開室期間:夏期および冬期休業期間を除く通年
    開室時間:月~金 10:00~11:30 / 12:30~18:00
    所在地:F棟2階
    フリースペース定員:10名程度
    資機材:
    ・40インチテレビモニター
    ・液晶プロジェククター
    ・iPad
    ・スピーカーフォン
    ・ウェブカメラ
    ・イーゼル
    ・可動式ホワイトボード(2台)
    ・非接触型体温計
    ・トランシーバー(4台)

刊行物一覧

VOLUNTEER GUIDE(デジタル冊子)

取り扱いグッズ一覧

  • 小物

    地産ガチャ

    地産ガチャ

    ¥200円(税込)

    神奈川県相模原市緑区の地域活性化支援の一環として藤野地区の特産品をガチャに詰めて販売しています。