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化学・生命科学科

DEPARTMENT OF CHEMISTRY AND BIOLOGICAL SCIENCE

SAGAMIHARA CAMPUS

分子の構造や性質、反応を探求するとともに、
生命現象の神秘を化学の視点で探究する

MOVIES 動画で知る化学・生命科学科

  • 化学・生命科学科 学科紹介
  • 化学・生命科学科 機能物質化学研究室の一日
  • 平田 普三教授 ゼブラフィッシュで解明する生命科学!

PICK UP LECTURES 授業紹介

電気化学

化学、生命科学の様々な現象は、電子のやり取りによって進行するものが多くあります。化学の酸化還元反応はもちろん、電池や電気分解、そして動植物の細胞の中でもたくさんの酸化還元反応がいつも生じています。また、光合成や光触媒など、さらに光が関係してくる興味深い現象も多くあります。これらの現象を、エネルギーとは何か、という視点からの理解を深めます。

有機化学D

有機化学Dでは、官能基の中でも最も重要なカルボニル基について学びます。アルデヒド、ケトン、エステル、カルボン酸、アミドなどの反応性が理解できます。また、これらの化合物の酸化還元反応や炭素ー炭素結合生成反応について学ぶことにより、簡単な構造の分子から複雑な構造の分子を合成する有機合成ができるようになります。様々な反応の反応機構を理解することに重点を置きます。

生命科学B

生命科学Bでは、生命現象を司る中心原理”セントラルドグマ”について深く学びます。セントラルドグマとは、DNAからRNA、そしてタンパク質へと遺伝情報が伝達される基本原理を指します。これは、私たち人類を含め地球に存在する全ての生物に共通する仕組みです。この講義では、細胞の核内で行われるDNAの複製とRNAへの転写、細胞質で行われるタンパク質への翻訳、それぞれに重要な分子の機能について深く理解することが目標です。

物質分析化学実験

物質分析化学実験では、化学実験の基礎となる水溶液系での定量分析実験を行います。物質の定量的な取り扱い方法の習得と測定の基本的な考え方の理解を目的として、溶解、ろ過、恒量操作、滴定などの基本操作を実習します。また、オレンジやほうれん草など、食べ物に含まれるビタミンの定量実験も行い、「実際の生活と関わる化学」を体験する分析実習も行っています。

LABORATORIES 研究室紹介

機能物質化学研究室(阿部 二朗研究室)

電子状態理論を武器とした合理的分子設計手法に基づいた物質合成と、物性解明を目的とした物性有機化学の研究を行っています。特に、光機能を有するフォトクロミック分子やスピン機能を有する有機ラジカルなどの機能性分子の合成・物性研究に取り組んでいます。

レーザー光化学研究室(鈴木 正研究室)

レーザー光化学研究室では、レーザーという光を使って目にも見えないくらい小さな分子の形やその変化を調べています。物理化学の実験手法を使って、生体分子のことをどこまで知ることができるのだろうか?副作用を引き起こす薬剤分子の反応の解明についても挑戦しています。

生体分析化学研究室(田邉 一仁研究室)

細胞内や生体組織内で起こる生命現象は、複雑な化学反応の積み重ねによって維持されています。有機化学、物理化学、生化学の知識、さらにはナノテクノロジーを駆使して、それらを一つ一つ解き明かしていきたいと考えています。 得られた知見に、光反応や放射線化学反応を組み合わせ、副作用の少ない新しい治療薬や診断薬の創出へ結びつけていきます。 生体分析化学研究室では、有機合成から動物実験に至るシームレスな実験によって、生命現象の理解に基づく独創性の高い医療用新材料の開発を進めています。

脳科学研究室(平田 普三研究室)

私たちは魚をモデルとした研究を通して、人の脳の動作原理と疾患発症メカニズムの解明を進めています。脳を理解することで、人間が人間らしく幸せに生きていくことに必要な知恵を提唱していきます。

理論化学研究室(中田 恭子研究室)

フラーレンやナノチューブのようなナノカーボンは、多彩な構造と性質を示します。私たちはナノカーボンの新しい構造を考えて、理論計算で電子状態を予測しています。綺麗な模様や面白い形から、それが金属になるか半導体になるかを決める規則や、磁性や超伝導を示す可能性を見つけます。実験の一歩も二歩も前を行く理論研究ができるのがナノカーボンの世界です。私たちの想像力から生まれたナノカーボンが、今は予想もできないような場面でその姿を現す日を楽しみに、私たちは新たな可能性の探索を続けています。

INTERVIEW 学生・卒業生・教員インタビュー