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学部概要(教育人間科学部)

MESSAGE 学部長メッセージ

理論と実践を掛け合わせ「人間」を理解する力を養う

人の発達、教育、心理に関する教育・研究を担う本学部は、教育学科と心理学科を連携させながら多様な学びを展開しています。人間の生涯(乳幼児期~青年期~老年期)にわたる成長・発達・形成を支える「教育」と、心と行動のメカニズムにアプローチする「心理」。このふたつを追究することで人間を総合的に学びます。

深い人間理解は、理論だけでも実践だけでもなし得ません。座学によってさまざまな角度から人間を学ぶとともに、得た理論を学内での演習や地域での実習などで体得し、改めて理論に照らし合わせて発展させます。新型コロナウイルス感染症拡大などの影響で学外実習が難しい状況でも、実習先訪問や専門家とのディスカッションなどを、オンラインの利点を活用して実施しています。また、学習の要諦の一つに科学的方法論や情報を扱う能力の涵養が挙げられますが、これらは今後必ず社会で求められるスキルであるといえます。

持続可能な社会をめざすために、その担い手である「人間」を多面的に理解することは欠かせません。本学部が目標とするのは、自己教育力を備え、人間についての専門家として社会に貢献できる人材の育成です。教員や心理職などの職業以外にも、一般企業や地域社会、家庭など、人間が関わるあらゆる場所に活躍の場が存在するでしょう。また同時に、自分自身のWELL-BEINGを追求できる知識とスキルを養うことも、もう一つの大切な目標に据えています。

——教育人間科学部 学部長
遠藤 健治 [Kenji Endo]

ABOUT US 教育人間科学部について

教育研究上の目的

青山学院大学教育人間科学部の教育研究上の目的をご紹介いたします。

幅広い教養と深い専門的識見を兼ね備えた上で、より良い社会の形成に寄与しようとする意欲を持つ人材の育成を目指す。また、専門家の養成機関として、世の中に役立つ具体的な知恵や実践的技術を修得することに重点を置く学びの場を提供する。

人間の成長と発達に関する学問分野、および感覚・知覚の基礎的領域から社会・臨床の応用領域にいたる学問分野の最新の成果をふまえて、「科学的」「人間学的」「総合的」に様々な社会や環境において主体的に生きる人間と、その人間の心およびその人間が果たす役割、行動や思考、人間と人間の関わり合いやコミュニケーションを研究することを通して、豊かで多様な視点に基づく問題解決志向型の人間の養成をめざす。

教育と心理を総合的に学べる学部

教育人間科学部では、理論的な知と実践的な知を兼ね備え、現代の人間が直面している諸問題の解決に邁進し、社会的要請に応えて行動できる自己教育力のある人材を育成します。そのために、学問的叡智を深めるとともに、一人ひとりの人間に焦点を合わせた臨床的なアプローチを重視。人間の教育、心理、発達を扱う学問分野に基礎を置き、多様な社会や環境の中で成長・発達し、より良き生(well-being)を主体的に追い求める人間を研究します。また、人間が果たす役割、その行動や思考、人間と人間の関わり合いやコミュニケーションなどを考究します。