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ゼミナール紹介

SEMINAR LIST ゼミナール紹介-文化基礎演習(2年次必修)

多文化社会論入門
教員:飯笹 佐代子

様々な文化や宗教、価値観がせめぎあう世界の多文化社会の最前線に着目し、多文化の交流・共存に向けた課題や可能性について、理論、論争、出来事、取り組みなどを通じて学び、討論・考察します。アート(文化・芸術)活動が文化間理解に与える影響力にも注目します。

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映像コンテンツ産業のマネジメント
教員:内山 隆

映像コンテンツ産業のマネジメント
・米国トップ・フィルムスクールで使われている映画プロデューサー向けの教科書(英語原書にて)の輪読。
・短編映画、CM映像、PV等、実際の映像の製作。

当該学生の自己満足ではなく、他人からの評価に耐えうるクオリティ・レベルを目指します。何をやるにしても、手段に過ぎません。学習目的は、クリエイティブ産業で生きていくための姿勢や態度を理解することです。

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デジタル製品をつくる
教員:大島 正嗣

このゼミではコンピュータのプログラミングとCADを学んで、簡単なデジタル製品を作ってみます。我々の身の回りには、スマホから玩具まで、様々なデジタル製品が溢れています。それらのなかで「使いやすい・使って楽しい」製品はどのように設計されているでしょうか?例えばIDEOの提唱する「デザイン思考」という方法論や、ベルガンティの「デザイン・ドリブン・イノベーション」という方法論があります。また、このゼミでは設計するだけでなく、実際に動く「モノ」をCADと3Dプリンタとmicrobitを使ったプログラミングで作ってみます。勿論プロトタイプを作る程度までですが、もの作りを通して様々な事象を学んでいこうと思います。

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文化基礎演習
教員:片山 泰輔

音楽、演劇、舞踊、映画等、芸術文化には楽しい趣味という側面もありますが、自身のアイデンティティの形成や、自己肯定感を得るためにも大事なものです。そして、社会には様々な価値観やライフスタイルの人々がいることを知り、受け入れ、共生するうえで不可欠であるとともに、新たな社会を切り拓くための創造性の源泉でもあります。片山研究室では、すべての人々が表現したり鑑賞したりできる社会をつくるために、どのような文化政策が必要とされるのかを研究します。2年生の文化基礎演習では、ゼミ生で共同研究を行い、地方自治体等に対する政策提言を行います。

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文化基礎演習
教員:川又 啓子

マーケティングや広告の基本的な考え方を学ぶことを目的とします。
《前期》テキストを用いたグループ討議・グループ発表
《後期》宣伝会議賞(広告コピー作成)への挑戦と各自のテーマに関する研究

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ケースから学ぶ経営学
教員:高 永才(後期代講:河井 大介)

企業の課題解決を目標に企業とプロジェクトに取り組みます。
これまで、中小企業と人材採用に関して、さらには学内のコンビニエンスストアと商品の売上高改善を目指しプロジェクトに取り組みました。それぞれ約1年間の長期的なプロジェクトになりますが、その後、経営学のテキストを通して理論を学ぶ事で、理論と実践の両方を理解する事が出来るようになります。

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西洋哲学研究
教員:茂 牧人

本演習は、大学の中で人文系の学問を研究するということは、どういうことであるかを西洋哲学中心に作業することによって、身に着けることを目的とします。学術書(最初は哲学史の入門書)を丁寧に読解し、西洋哲学の哲学者を紹介して、解説して、ディスカッションします。好きな思想家・哲学者を選び、その哲学者について、研究発表をして、レポートを作成します。これらの基本的な作業をすることで、アカデミック・スキルを身に着けます。

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タカラヅカ研究
教員:竹内 孝宏

「文化における表象装置」という視点から宝塚歌劇を深堀りする。なにしろ総文でやることなので、とりわけ演劇におけるcreativeとmanagementが交差するポイントを重視したい(というかせざるをえない)。担当教員としては、ゼミの現場が、さしずめヅカに関する「愛と知の輪舞」と化すことを熱望している。

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生命観と文化
教員:福岡 伸一

生命をめぐる問題が、今日、社会的課題として議論されています。たとえば、脳が機能停止した身体を死体と見なしてほんとうによいのでしょうか(脳死問題)。DNA検査によって予防的治療を行うことはどこまで有効なのでしょうか。出生前診断による生命の選択の是非はどうでしょう。このような問題は、実は、科学だけの問題ではありません。むしろ文化の問題です。生命観の問題です。生命をとりまくさまざまな問題について総合文化政策学部に在籍するみなさんとともに考えたいと思います。

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精神分析と生政治
教員:福田 大輔

みなさんは生まれてから生・性・死についての法律を意識して生活してきたでしょうか。アルバイトや受験など日常生活に追われて考えることは少なかったかもしれません。とはいえ、わたしたちの生活はさまざまな仕方で規範化されています。たとえば、健康であるように!、自己肯定感が高くなるように!、男らしく!など、さまざまな仕方で「わたしたちがあるべき姿」が押し迫ってこないでしょうか。精神分析の創始者フロイトは、社会・文化・芸術におけるこうした規範化の要請について問いかけ続けました。このゼミでは、みなさんとフロイトの問いかけを共有してみたいと思います。

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物語について考える
教員:宮澤 淳一

現代作家の小説を日本語で読みながら、「物語」とは何かを考えます。「物語」は、世の中のあちこちにあります。大学生活、交友・恋愛、就職活動、会社の仕事、結婚、子育て、各種のイベント、社会の仕組みや国際問題にも、みな「物語」が見え隠れしていて、あなたをあと押しもすれば、束縛や翻弄したりもします。そうした「物語」のあり方に疑問を感じ、小説や詩といった新しい「物語」の創作を通してそれを検証し、自分の立ち位置を考えているのが、作家や詩人です。そこで、作家や詩人たちの「物語」と向き合ってみませんか? 文学は「物語」の基礎なので、演劇、映画、音楽などを理解するためのヒントも得られましょう。(文学理論的には、「プロット」や「ナラティヴ」といったものについて特に学びます。)

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メディア・リテラシーから情報リテラシーへ
教員:メルクレイン, イヴォナ

我々は毎日消費しているニュース・メディアがどのぐらい理解でき、どのぐらい記憶に留め、そしてそこから得た情報をどういう風に活用しているのか? ニュースの読み方を出発点とし、メディア・リテラシーを磨きながらメディア論の基礎知識を身に付けることが前期の目的です。後期はメディア・リテラシーを情報リテラシーと繋げることを目的とします。

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思想史的考察と伝達力
教員:森島 豊

より良い社会の実現のために、人間らしい生き方(人間観)を思想史的に読み解き、その価値を生き生きと伝達していく方法を実践的に学びます。具体的にはグループで名作童話の中にある人間観、倫理観、世界観を考察し、物語に隠されている文化価値を聴衆に発見させるプレゼンテーションの方法を学びます。分かりやすく伝えるためには、物事を深く知っておく必要があります。そのためには、常に「なぜだろう」という問いと、「知りたい」という関心が必要です。そのとき学びが楽しくなります。

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日本の地域社会・地域文化を考える
教員:矢野 晋吾

本演習では、日本文化を立体的に把握し、学生たちが創造的な活動を進めるための「立ち位置」を考え模索することを目的に、日本の豊かな地域文化について大きな視点から理解し、都市を含む現代社会の課題を俯瞰的に見ていくことを目指します。主として日本の地域社会の事例を通じて、「人(社会)」と「自然環境」との関係性と生活文化について、社会学・民俗学の視点から議論を進めていきます。

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勝手に青山学院キャンパス計画室
教員:天内 大樹

手元の大学オリジナル商品から、大学をとりまく地域全体まで、いずれかの規模の造形物を対象として、新規/改善提案を冊子にまとめることを目標とします。受講者はその過程で、チームでアイディアを共有し共通の目標に向けて合意形成を図る手法、対象をとりまく複数の文脈について文献を調査し知見を共有する手法(講読を含む)、提案の充実のため各地で実地調査する手法、企画書や冊子、文章やレイアウトを通して提案に根拠をもって説得力を与える手法を経験し、手元から都市空間まで造形物を観察し言葉で表現する解像度を高めます。

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ポピュラーカルチャー論
教員:ヴィニットポン ルジラット

日本をはじめ世界中のポピュラーカルチャー(マンガ、アニメ、音楽、ドラマ、ゲーム、映画等)を取り巻く社会状況や関連する現象を取り上げ、私たちはどのようにこの文化を受容し、発信していくか多角的な観点から考察します。特に、ネットワーク社会におけるポップカルチャー、SNS時代のクリエイター文化やファン文化などについて研究するための基礎を学びます。

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デジタル社会論入門
教員:河島 茂生

このゼミでは,ソーシャルメディア(Twitter,Youtube,Insta,TikTok等)や, AI・ロボット等(生成AI・含)のデジタル・テクノロジーと個人・社会との関係を取り上げます。
単に今の状況を調べるだけでなく,本質的問題はいったい何であり,より善くするにはどのような方策を取ればよいのかを一緒に考えます。
文献読解に加え,各種サービスの調査,政策の比較,ディスカッション,プレゼンテーションを主とします。
ゼミの活動を通じて,デジタル・テクノロジーが極めて高度化する未来社会において強く要請される「社会的知性」「創造的知性」「クリティカル・シンキング」を鍛えることを目的とします。

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音楽文化の研究入門
教員:クシェル, マイケル

音楽は世界中の人々にとって、日常的な場面から人生の最も大事な瞬間まで、生活を構成する不可欠な要素です。同時に、音楽は経済や信仰、ジェンダーやLGBTQ+運動、人口移動やナショナリズムなど、社会を取り巻く諸課題と密接に繋がっているわけですが、それはただ社会動向を反映する「BGM」としてではない。それどころか、その実践者にとって音楽こそが、世界を再創造する力さえ持つ重要な「資源」――コミュニティを団結させるための、社会運動を引き起こすための、神と繋がるための――に他ならない。本演習では多様な音楽を文化として捉え、それらがどういった意義を、なぜ持つのかについて検討しながら、音楽と社会の新たな可能性を探究します。

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哲学演習基礎(文化と倫理政治と哲学)
教員:関根 小織

正義論の文献講読を通じて現代の文化の共同体(コミュニティ)機能およびその倫理的な役割と問題を哲学的に考えます。多様な文化とその価値観の相違がぶつかり合うことも少なくない現代の世界において、文化や思想がその争いのもとになることもそれを超えることにもなりうることを示唆するのが、道徳哲学と政治哲学にまたがる正義論です。本演習では、文献の講読を通じて、参加者が自身の考え方を自己反省し、多様な文化・伝統・価値観をもつ諸共同体が共存しうる時代を考えるための基礎的考察をなすことで、哲学的知識形成の導入とすることをもめざします。

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「文化とボランティア」研究
教員:中村 美帆

営利の文化産業に限らない、また作品の制作・鑑賞に留まらない文化との関わり方の例として、「文化とボランティア」をテーマとします。担当者の研究領域である文化政策においても、ボランティアは様々な場面で関わります。
文献講読やグループディスカッションに加え、実際に各自が選んだボランティア活動への参加を通じて、「文化とボランティア」についての議論を深めます。アカデミック・リテラシーを学ぶ基礎ゼミとして、学生自身の経験と大学の学びをつなげて考察することを目指したいと思います。

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社会科学系アカデミック・リテラシー
教員:上野 大樹(中野 昌宏の代講)

この演習は、主体的に「研究」をする構えを身につけてもらうために、以下の能力を涵養することを目的とします。
•大量の情報の中から自分に必要な情報を取り出す調査能力
 (文献やデータの探しかた、入手のしかた、読み方など)
•取り出した情報を整序しまとめる能力
 (得た知識のまとめかた、図表の作りかたなど)
•まとめた内容をわかりやすく的確に人に伝える発表能力
 (プレゼンのしかた、論文の構成、文献表記のしかたなど)

SEMINAR LIST ゼミナール紹介-文化演習(3・4年次選択)

多文化社会論(共生のポリティクス+アートと社会)
教員:飯笹 佐代子

異なる文化間の相互理解と尊重に基づき、多様性の調和を図るとはどういうことなのか。本演習では、マルチカルチュラリズム、インターカルチュラリズムなどの考え方・理論と、それらを実践するための諸政策を学び、国内外の多文化社会における具体的な事例を通じて文化多様性のダイナミズムや、多文化共生の現状と課題を考察します。同時に、アート(文化・芸術)活動が多文化共生に果たす役割や、その社会的、政治的な影響力にも注目します。

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映像コンテンツ産業のマネジメント
教員:内山 隆

学生の自己満足ではない作品作りを通して、個人の単位ではなく組織でクリエイティブな作業をすることが本ゼミの目標です。

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インタラクションデザイン
教員:大島 正嗣

「使いやすいコンピュータシステム」を作るために、「インタラクションデザイン」という観点から研究します。人間がコンピュータなどの機械を操作する際の、機械と人間の間のやり取りのことをインタラクションといいます。iPhoneの画面をフリックする、クリック音がする、などがインタラクションの例です。使いやすい・分かりやすい・使っていて楽しいシステムを作るためにはどのようなインタラクションが必要なのか、コンピュータをどう介在させたら良いのか、を考えていきます。また考えるだけでなく、実際にプログラミングを行いプロトタイプを作成し、手で確かめながら進めて行きたいと思います。

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文化演習
教員:片山 泰輔

愛好家にとどまらず、すべての人々の幸せを実現するために、国や地方自治体(国公立の文化施設や文化財団等を含む)が芸術文化に対して何をすべきかを研究します。各自の問題意識にもとづき研究テーマを設定し、オリジナリティのある文化政策研究を実施してその成果を対外発表して社会に貢献します。研究テーマは、国や自治体による公的補助金、企業メセナや寄付を促進するための政策、行政とNPOの連携、中間支援組織、公立文化施設、芸術家の育成、文化を支える人材の育成、文化権の保障にむけた支援、医療、福祉、観光、産業、地方創生、国際交流等と有機的に連携した文化政策等、多様なテーマが考えられます。

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文化演習1、2
教員:川又 啓子

マーケティングや広告、消費者行動に関する専門知識を習得して、マーケティング力を醸成することを目的とします。
《前期》マーケティング・消費者行動の専門書の輪読
《後期》各自のテーマに関する研究(研究レポート作成/外部企画への挑戦

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経営学の理論と実践
教員:高 永才(後期代講:河井 大介)

少子高齢化、DX化という新たな社会課題によって企業は、人材雇用とDXの導入、個人は社会と技術変化への対応という課題に直面しています。それゆえ、本演習では人材雇用やDX導入などに企業が、どう対応しているのか。その事例を調査、分析し論文としてまとめます。さらに、こうした環境変化における個人の就活の在り方やキャリア構築の在り方の変化も分析する事で、環境変化に対応する企業と個人の在り方を事例と理論から学びます。

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社会とつながるアートプロデュースとコミュニケーション
教員:佐野 直哉

アートを通して社会課題を考える小規模の企画立案と実践を目標とします。まずはアートプロジェクトの事例研究と学術論文等の読み込みを行いながら、チームとしてプロデュースしたいアーティストのリサーチ、企画書づくり、プロデュース・マネジメント案と、文化政策的な文脈の中での位置づけを議論します。実践の準備と並行して、内外のアートマーケティングの成功事例を研究しつつ、伝えたいメッセージや問いを、企画に合った規模感で伝える効果的なコミュニケーション方法も考えていきます。

タカラヅカ研究
教員:竹内 孝宏

「文化における表象装置」という視点から宝塚歌劇を深堀りする。なにしろ総文でやることなので、とりわけ演劇におけるcreativeとmanagementが交差するポイントを重視したい(というかせざるをえない)。担当教員としては、ゼミの現場が、さしずめヅカに関する「愛と知の輪舞」と化すことを熱望している。

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共生のための政治・経済・社会理論
教員:中野 昌宏(文化演習Ⅰ代講:上野 大樹)

政治に関心をもたない若者が多いと言われています。「学校で習ったことがないから、どこに投票したらよいかわからない」、「わからない者が投票してはいけない気がする」、などという声もしばしば耳にします。確かに日本の高校までの教育には「主権者教育」が十分なされているとは言えませんし、日本史も近代まで進まず、政治・経済もきちんと学んでいるとは言えないようです。とはいえ、わからないなら自ら学ぶべきでしょう。本ゼミでは、一人前の主権者を育てるべく、現代日本や他国の歴史と現状認識、政治経済の理論的知識、政策立案や日常生活のための指針となる思想や哲学、それを取り巻く教養全般について学ぶことを目的とします。

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生命観と文化・文明・現代
教員:福岡 伸一

わたくしのゼミでは、生命観と文化・文明をめぐる諸問題について、研究テーマを設定し、それぞれが調査を行い、その成果を発表し、議論する形式で、考察を深めています。本年度の本ゼミでは、基礎ゼミでの成果を踏まえて、生命をめぐる現代的な問題についてさらに考察を深めていきたいと思います。題材としては、生と死の問題の他、男性と女性、食の安心・安全、遺伝子組み換え技術など生命操作の是非、出生前診断、臓器移植、iPS 細胞、ES細胞、あるいは科学研究における捏造の問題などいろいろなテーマを提案していただき、その中からいくつかを選んで研究してみたいと思います。

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精神分析からみた文学/芸術読解
教員:福田 大輔

芸術作品を参照しながら、精神分析の基本概念(欲動、無意識、転移、反復)の把握をめざします。フロイトの理論の細やかさ・柔らかさを具体的に実感できるようにしたいと思います。そのためにはフロイト理論をきちんと学んでいく必要もありますが、多くの文芸作品や芸術作品に触れる必要があるため、普段から(自分の好みに合わない作品も含めて)多くの作品に触れる努力をします。今年度はとくに身体の問題について哲学的かつ精神分析的な考察を行いたいと思います。

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物語について考え、卒業論文の準備をする
教員:宮澤 淳一

現代作家の小説を読み、「物語」について考えを深め、論じる力を鍛えます。「物語」は、世の中のあちこちにあります。大学生活、交友・恋愛、就職活動、会社の仕事、結婚、子育て、各種のイベント、社会の仕組みや国際問題にも、みな「物語」が見え隠れしていて、あなたをあと押しもすれば、束縛や翻弄したりもします。そうした「物語」のあり方に疑問を感じ、小説や詩といった新しい「物語」の創作を通してそれを検証し、自分の立ち位置を考えているのが、作家や詩人です。そこで、作家や詩人たちの「物語」と向き合ってみませんか? 文学は「物語」の基礎なので、演劇、映画、音楽などを理解するためのヒントも得られましょう。(文学理論的には、「プロット」や「ナラティヴ」といったものについて特に学びます。)

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メディア論
教員:メルクレイン, イヴォナ

メディアを批判的に見た上でメディア制作、情報発信に関わりたい学生のための演習。メディア・リテラシーと情報リテラシー、ニュースと広告、ソーシャルメディアとポップ・カルチャー、ジェンダーとスポーツをめぐる諸問題からテーマを選び研究を行います。十分なメディア論の知識を身につけた上で、社会現象としてのメディアを観察し、調査を実施。メディアは我々の生活環境でありながら、我々の文化そのものでもあります。その前提で、メディア・エコロジー、カルチュラル・スタディーズの理論的な枠組みで研究を進めて行きます。

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共創プロジェクト(APDC)
教員:森島 豊

より良い社会の実現を目指し、理論と実践を融合させながら、企業と共に新たなプロジェクトを生み出す「共創」を学びます。 本演習の特徴は、座学で学んだ理論を企業とのリアルなプロジェクトとして形にする挑戦にあります。学生の柔軟な発想と企業の実践知が掛け合わさることで、より人間らしい社会のあり方をデザインします。この革新的な場を「AOGAKU PROJECT DESIGN CENTER(通称APDC)」と呼びます。可能性に満ちた青学生と、未来を共に切り拓くパートナーが集い、新しい社会の価値を共創する。その第一歩として、APDCは今、動き始めました。

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地域社会における生活文化を考える
教員:矢野 晋吾

本演習では、地域社会(主として日本及び東アジア)を対象に、そこで受け継がれてきた生活の仕組みや自然環境の利用など、人々が培ってきた生活文化について検討しながら、今後の日本社会・文化のあり方について考えてゆきます。主として日本の地域社会や日本文化のフィールドワークを通じて、「人(社会)」と「自然環境」との関係性と生活文化について社会学・民俗学の視点から議論を進めていきます。

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青山ワンポイント開発
教員:天内 大樹

都市空間におけるいずれかの規模の造形物を対象として、新規/改善提案を冊子にまとめることを目標とします。受講者はその過程で、造形物を観察し言葉で表現する解像度を高め、チームでアイディアを共有し共通の目標に向けて合意形成を図る手法、対象をとりまく複数の文脈──記憶、歴史、思想、芸術、技術、産業、制度、政治……──について文献を調査し知見を共有する手法(講読を含む)、提案の充実のため各地で実地調査する手法、企画書や冊子、文章やレイアウトを通して提案に根拠をもって説得力を与える手法を経験し、造形物への認識の精度を高めます。

研究者情報

ポピュラーカルチャー研究
教員:ヴィニットポン ルジラット

ポピュラーカルチャー(マンガ、アニメ、音楽、ドラマ、ゲーム、映画等)は身の回りに溢れています。本ゼミは、個人の「好きなこと」「興味があること」「疑問があること」等から、学問的な観点を用いて、どのように研究へ展開するかを指導していきます。本ゼミでは、成果物として二年間かけて論文またはプロジェクト(ものづくり)を目標とします。

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デジタル社会における倫理的創造性
教員:河島 茂生

このゼミでは,ソーシャルメディア(Twitter,Youtube,Insta,TikTok等)やAI・ロボット等(生成AI・含)といったデジタル・テクノロジーと個人・社会との関係を取り上げます。デジタル・テクノロジー×X(創造性,仕事,生産・流通・消費,ヒューマン,自由,民主主義,倫理,都市,ジェンダー,教育等)が主なテーマです。
みなさんが活躍するデジタル社会をより善く創るためには,いったい何をどのようにすればよいのかを深く考え,みなさんの未来の人生の礎を形成することを目指します。文献読解に加え,各種サービスの調査,政策の比較,ディスカッション,プレゼンテーションを主とします。

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音楽文化の現場研究
教員:クシェル, マイケル

勉強の隙間でエレキギターを鳴らし、内なる感情を叫び合う軽音部のライブ。街全体を揺さぶるレゲエ・リズムで、人権を訴える街頭デモ。100 回も弾かされる旋律とともに、300 年の重みも伝わる三味線の稽古場。「音楽研究」と聞くと、楽譜や音源の抽象的な分析を想定する人は多いでしょうが、ある音楽が持つ意義を本当に探りたいのなら、それが具体的に実践される「現場」にこそ没入してみるしかありません。本演習では、「エスノグラフィー」という現場調査の方法を身につけながら、各自が選ぶ音楽現場で自らインタビューや参与観察を行うことで、多様な音楽文化の課題と可能性を直接探究していきます。

研究者情報

哲学文献研究
教員:関根 小織

本演習は、西欧文化の思想的骨格をなす哲学諸思想を、哲学書原典ないしそれに準ずる基本文献の精読的研究を通じて、その問題意識や背景などまで含めた深い理解に到達することを、目指します。

研究者情報

公共政策としての文化政策研究
教員:中村 美帆

個人的な趣味・好みの問題にとどまらずに社会における文化のあり方を考えることを目指して、公共政策としての文化政策の研究に取り組みます。広く学べるのが魅力の「総合文化政策」学部においては、相対的に狭義の「文化政策」研究だと思います。
4年次の各自が選んだテーマでの卒論執筆に先立ち、3年次は主に自治体文化政策の現場を事例とした共同研究に取り組み、機会があればポスターセッション等の学外発表にもゼミとして挑戦します。

研究者情報

RESEARCH THEMES 学生の研究テーマ例

  • 福祉とアートの融合――アール・ブリュットの歴史から見るHERALBONYアートビジネスの可能性
  • 『仮面戦争』(短編映画)
  • 都市景観のデジタルアーカイブにおける Insta360 Pro の有用性の検証と考察
  • 80・90年代のヒットソングがリバイバルヒットした要因――Z世代の子供とその親世代の文化交流、記号化されたレトロの消費
  • 脱成長論を倫理資本主義とともに考察する
  • 粟ヶ崎遊園の発展過程における独自性――宝塚ファミリーランド/ルナパークとの比較から
  • 非暴力思想による西洋近代文明の批判と継承――マハトマ・ガンディーの思想と実践
  • 第5次サウナブームで流行している日本のサウナ文化の特徴――フィンランドのサウナ文化との比較を中心に
  • 今村夏子『こちらあみ子』論
  • カメラの物質性からユーザー研究へ――人々とカメラの関わり方
  • 日本における合唱がもたらす国民意識
  • 美術館と学校が行う鑑賞教育の取り組みとその課題について