- 2024年度 授業要覧 文学部
学びの特色とカリキュラム
英語科目
IE Seminars
英語のみを使用して行うテーマ別英語科目で、学生は自分の好きなテーマを選べます。テーマは担当者ごとにさまざまで、文学、美術、音楽、食文化、科学技術、インターネット技能、人間関係など多義に及びます。セミナー形式で学生個人の英語によるリサーチ能力や発表能力も養成します。
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オープンキャンパス2022
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オープンキャンパス2022
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イギリス/アメリカ/グローバル文学・文化コース
イギリス文化特講 ~A Little Bit of Shakespeare~ Thomas Dabbs
The language and the culture of the Shakespearean period seem foreign even to native speakers of English. Shakespeare, therefore, in doubly foreign and difficult for Japanese students. When reading Shakespeare Japanese students must learn an entirely different type of English that was spoken when the Western culture was far different than it is today.
Therefore, when teaching Shakespeare in Japan it is important to proceed at a pace that is comfortable for Japanese students and to be sensitive to the unique difficulties that Shakespeare presents. Students in my classes are encouraged to watch video productions of Shakespeare and also use Japanese translations in order to become gradually oriented to Shakespeare’s language.
We will not cover many works, but we will read closely and consider in detail what we cover in order to gain a strong understanding of the drama and of the period.
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模擬授業 A Little Bit of Shakespeare Thomas Dabbs
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模擬授業 A Little Bit of Shakespeare Thomas Dabbs
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AGU Digital Access Project EN
グローバル文学特講 結城 正美
本講義では、環境文学とエコクリティシズム(環境文学研究)を取り上げます。
環境の問題に文学が関係あるの?と不思議に思われるかもしれません。環境の危機は想像力の危機であると言われます。森林伐採が破壊的なまでに進んだのは、市場価値の高い作物のプランテーションにするために森を切り開いたらどうなるかを想像しなかった、あるいはできなかった、いや、それ以前に、 「森がどう思うか」ということに想像力が及ばなかったからにほかならなりません。環境問題は、海や土や森や大気そしてヒトでないものたちへの〈共感的想像力〉の欠如が招いた結果だと言っても過言ではないでしょう。
本講義では、環境へと分け入ってゆく文学の想像力を多角的に考察します。具体的には、ロマンティックエコロジー、環境正義、人新世、ポストヒューマン、惑星思考といった視座から主要な作品を分析し、エコクリティシズムの批評理論と実践に迫ります。
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模擬授業 グローバル文学特講 結城 正美
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模擬授業 グローバル文学特講 結城 正美
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科目名 | 特長 |
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イギリス/アメリカ/グローバル文学・文化概論 | 文学・文化概論は、英語を媒体とする文学あるいはそれらを育む文化を、それぞれの分野(イギリス、アメリカ、グローパル)の全体像を示しながら、文学の各ジャンルを代表する作品や作者を例に取りながら、あるいは各文化の特色や影響力などを示しながら概説する入門コースである。 |
イギリス/アメリカ/グローバル文学・文化特講 | 文学特講は、担当者ごとに特定の作品や作者を選び、そのテーマ、表現形式、背景、影響力、評価などについて詳しく学ぶ講義形式の科目である。一方、文化特講ではそれらの背景になっている文化について、特定の相(アスペクト)に焦点を当て、人々や芸術との関係を講義する。 |
イギリス/アメリカ/グローバル文学・文化演習 | 文学・文化演習は、内容的には特講に準ずるが、授業形式は予備登録によって人数制限された環境のもと、受講生間の議論や個人発表などを交え、より集中的、主体的に勉強するための科目である。 |
イギリス/アメリカ文学史 | アメリカ文学あるいはイギリス文学の全体像および時代ごとの特徴を、それぞれの歴史の流れの中で、各時代背景との関係や前後の時代の文学とのつながりなどを考えながら学ぶ科目である。 |
イギリス/アメリカ事情 | アメリカ/イギリス文学の背景ともなるそれぞれの国の人々や文化について、歴史や伝統文化のみならず、現代の政治、経済、社会問題などにも言及しながら、それらの国と人々をより深く理解するための科目である。 |
英語学コース
英語音声学(演習) 横谷輝男
英語の音声の作られ方や聞こえ方についての基本を学び、実際に重要な区別を付けながらの発音、一般的な日本人には難度の高い音の聴き取りの練習などを行います。我が国の英語研究・英語教育において使用されることの多い発音記号がそれぞれどんな音を表すかをきちんと学びます。
英語でのプレゼンテーションや教育実習の際に役立つ、不自然にならない程度に明瞭な発音ができるように練習します。日常の意思疎通においては必ずしも必要ではないが、英語の専門家としては、できることが大いに望まれる発音、例えば/p, t, k, b, d, g/などがきちんと発音されない場合や、/p, t, k/の音が強めの息を伴う場合の発音などを学びます。
本学科の社会的役割を鑑み、「英語を教える立場になった場合に、適切な発音モデルを提示できる」、「聞き分けのポイントについて適切な解説ができる」ようになることも重要な目標とします。
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模擬授業 英語音声学(演習) 横谷輝男
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模擬授業 英語音声学(演習) 横谷輝男
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科目名 | 授業 |
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英語学概論 | 英語学の主要分野(音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論など)および関連分野(音声学、社会言語学、心理言語学、歴史言語学、コミュニケーション学など)について、幅広く概説する。 |
英語音声学講義/演習 | 英語音声の特徴を科学的(解剖学的、音響学的、認知科学的など)に学ぶ講義科目と、実際の発音を音声学の知識に基づいて訓練する演習科目を半期ずつペアで履修する。 |
英語史 | 英語という言語の特徴を、イギリスのアングロサクソン時代(5~12世紀)に使われたOld Englishから現代英語までを通事的に勉強する。言語学と文献学の両側面から英語を分析する。 |
英語学特講 | 英語学の各主要分野(音韻論、形態論、統語論、意味論、語用論など)を専門の担当者により個別に講義する。各分野において何をテーマにするかは年度(または学期)ごとに異なる。 |
英語学演習 | 英語学の各分野を少人数のゼミ形式で勉強する。個人あるいはグループごとにリサーチや口頭発表を行ったり、研究成果をレポートとして提出するなどの課題が課せられる。3年次の成果を踏まえて、4年次の「特別演習」(卒業論文)につなぐことできる。 |
コミュニケーションコース
スピーチコミュニケーション Ⅰ, Ⅱ
英語を用いたコミュニケーションをネイティブの指導で実践的に学習する科目です。Public speaking, discussion, presentationなどを形態別に学習し、スピーチのための資料(人間関係、映画、社会問題など)の収集や分析なども行ないます。
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模擬授業 スピーチコミュニケーションII 大川 道代
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模擬授業 スピーチコミュニケーションII 大川 道代
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科目名 | 特長 |
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異文化間コミュニケーション概論 | 異言語を話す人々が互いに意思の疎通を図ろうとする際、言語の壁が存在するのは当然だが、例えば互いに英語という共通言語を学習したとしても、それぞれの母語とも密接に関係する文化の壁が存在する。その特徴を分析し、壁を解消する方法を研究する分野を概説する。 |
コミュニケーション特講/演習 | コミュニケーション学のさまざまな分野あるいはテーマを個別に勉強するための講義科目および演習科目である。社会言語学、public speaking、翻訳、通訳など多様な分野の理論と実践を中心とする科目である。 |
コミュニケーション概論 | 人間が言語を用いてコミュニケーションを行う際には、伝達の場面、手段、受者との関係、社会的制約、文化的背景、性別や地位など、さまざまな条件に係るルールや原理が働く。これらを含むコミュニケーションの基本構造を学ぶ講義科目である。 |
通訳 Ⅰ, Ⅱ | 通訳の基礎技能の訓練に始まり、逐次通訳と同時通訳の実際を学ぶ。シャドーイング、サイトトランスレーション、ノート・テイキングといった通訳の準備訓練と、逐次、同時通訳の練習を行い、受講生に逐次通訳と同時通訳を実際に経験してもらう。最終的には受講生全員が簡単な逐次通訳と同時通訳ができるようになることを目ざす。 |
英語教育学コース
英語教育学特講 飯田 敦史
本講義では、文学と英語教育の新たなる融合の形を検討します。具体的には、英語を外国語として学ぶ(English as a Foreign Language、 以下EFL)環境において文学作品を扱う目的と意義について基礎的理解を深め、文学教材を用いたEFL授業をデザインし、実践できるようになることを目標とします。文学作品は、英語によるコミュニケーション活動と直結させることで、想像力の喚起、表現力の涵養、文化・社会・歴史的事象の理解につながる可能性があり、 EFL学習教材としての価値を有しています。重要なことは、これらの能力は全て、私たちが日常生活で行う実践的コミュニケーションの土台となるものである、ということです。これらの能力は、現行の学習指導要領が掲げる目標とも一致しており、「文学作品と英語教育の融合」という新しいアプローチは、現代的なニーズに寄与するものと言えます。
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模擬授業 英語教育学特講 飯田 敦史
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模擬授業 英語教育学特講 飯田 敦史
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科目名 | 特長 |
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英語科教育法 | これからの英語の教師に必要な英語教育学全般に亙る理論と実践的技術の習得を目指す。教授論、教材論、さらには学習者論及び教師論を、視聴覚メディアを駆使し、実際の教育現場を再現しながら、学生と担当教師との共同参加による経験の交流と実践による検証とによって深めてゆく。 |
英語教育学概論 | 授業では英語教育を中心に、幅広く教育について考えると同時に、英語を教える際に必要な基本的な事柄についても具体的に学習していく。入門的な授業ではあるが、授業を通して、小学校、中学校、高等学校での英語教育を概観する。 |
英語教育学特講 | 英語教育学の主要領域を担当者ごとに特化して講義する。内容は、英語教授論、第二言語習得理論、教材論、テスト理論などに大別される。 |
英語教育学演習(1) | 世界中で子供を対象とする英語教育が注目される中、この授業では、入門期の学習者に英語を教える際に必要な、理論、教授法、テクニックを学習し、自分たちで教材を開発していく。また、実際に公立小学校の児童に英語を教える夏季集中プログラムを実施する。 |
英語科教育法特論 | 中学・高等学校における英語科教育の目的及び目標を踏まえた上で、総合的英語コミュニケーション能力を育てうる英語指導法のあり方を検討し、英語教師としての資質を高め、英語授業力を養成する。また、自律した英語教師を目指し、学習者及び教師としての信念や経験に照らし合わせながら省察を行う力を身につける。 |