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コア科目・テーマ別科目

どの学部・学科を卒業したかに関わりなく、「一定の水準の技能・能力」を学ぶものとして「技能コア科目」が、「一定の範囲の知識・教養」を学ぶものとして、「教養コア科目」が、「コア科目」をさらに発展させるものとして、「テーマ別科目」が置かれています。
青山学院大学では、みなさんが、生涯にわたって生きていく上で力となるような知識、技能を、全てのみなさんに身につけて欲しいと願っているのです。そうした知識観に支えられて、青山学院大学では、人間理解関連科目を自己理解科目として位置づけ、キリスト教理解関連科目、社会理解関連科目、自然理解関連科目、歴史理解関連科目のぞれぞれが自己との関わりを意識して学習されていくことを求めています。
技能コア科目も、自己表現の手段としてのスキルと位置付けられることで、自己と関係付けられた知の構築が求められています。

1・2年次[選択必修]
青学生が身につけるべき【教養】と【技能】の基礎を揃えた「コア科目」

2~4年次
コア科目での学びをさらに応用・発展させる「テーマ別科目」

【学生による授業紹介MOVIE】「青山スタンダード」の学び






  • 【学生による授業紹介MOVIE】「青山スタンダード」の学び/キリスト教概論Ⅰ






  • 【学生による授業紹介MOVIE】「青山スタンダード」の学び/自己理解 (個別科目)






  • 【学生による授業紹介MOVIE】「青山スタンダード」の学び/現代社会の諸問題(個別科目)







  • 【学生による授業紹介MOVIE】「青山スタンダード」の学び/科学・技術の視点(個別科目)






  • 【学生による授業紹介MOVIE】「青山スタンダード」の学び/歴史と人間(個別科目)






コア科目

青山スタンダード科目では、コア科目を2つのコアに分け定義しています。
ひとつは、一定水準の技能・能力を保障する「技能コア科目」。もうひとつは、一定範囲の知識・教養を保障する「教養コア科目」。「技能コア科目」は、言葉の技能、身体の技能、情報の技能という3領域から、「教養コア科目」は、キリスト教理解関連科目、人間理解関連科目、社会理解関連科目、自然理解関連科目、歴史理解関連科目という5領域からなっています。
「コア科目」は選択必修科目(一部は必修科目)として設定されており、教養コアについては、授業形態の上で、「個別科目」と「総合科目」に区分されています。

教養とその基礎力を養う「教養コア科目」

「教養コア科目」は、本学の建学の精神の理解につながる「キリスト教理解関連科目(領域A)」、人間がどのような存在であるのかを、文化や芸術、科学的思考法や技術文明に学ぶ「人間理解関連科目(領域B)」、社会がどのような構造とシステムによって成り立っているのか、またどのような社会的な課題があるのかを理解する「社会理解関連科目(領域C)」、自然現象のメカニズムはどのようなものであるのか、また、自然の中で人間や社会、文化がどのように構成されてきたのかを理解する「自然理解関連科目(領域D)」、そして、歴史のなかで政治や経済、法、学問、文化、言語などがどのように構成されてきたのかを理解し、人類史、文明史、自然史といったマクロな歴史的洞察を深める「歴史理解関連科目(領域E)」の5つから構成されています。

  • キリスト教理解関連科目

    「キリスト教理解関連科目(領域A)」の学習成果目標は、青山学院大学がキリスト教の精神をバックボーンとしていることを理解し、キリスト教がどのような経緯で誕生し、いかなる条件で発展し、社会、芸術、文化、政治、経済、そして学問にどのような影響をおよぼし続けているのかを理解することにあります。日本の社会と歴史の中でキリスト教がどのような役割を果たしてきたのか、とりわけ、歴史と社会の節目で本学がどのような役割を果たし、「地の塩・世の光」としてどのような先輩を輩出してきているのかを知る契機になるでしょう。また、キリスト教の人間理解の特質を幅広い視野の中で理解するとともに、未来に対してどのような使命や課題を担うか、学生のみなさんのこころの支えが何に由来するのかを知ることになるでしょう。

  • 人間理解関連科目

    「人間理解関連科目(領域B)」の学習成果目標は、自分とは何者であるのかを、主体的に明らかにする手がかりを得ることにあります。そのためには、さまざまな学問の分布を知り、人間の内面を耕す「ことば」のすばらしさと複雑さを理解し、幅広い教養を身につけ、自己理解を深化させてゆく必要があります。そして、自己という個性的・単独的な存在を、学問や文化という普遍的な価値へとつなげてゆく「知の見取り図」を手にすることを目指します。

  • 社会理解関連科目

    「社会理解関連科目(領域C)」の学習成果目標は、人間関係を政治、経済、法、国際関係、制度と慣習、社会システムなどの社会的諸関係の側面から多面的に理解できるようになることです。社会構造と社会生活についての基礎理解を深め、人間性と呼ばれるもののどの部分が社会によって規制されるのか、また、社会のあり方に対して人間はどのようにかかわることで自己を表現したり役割を承認されたりするのかといった問題を通じて、人間が社会的な存在であるという事実を幅広く理解できるようになることも含まれます。

  • 自然理解関連科目

    「自然理解関連科目(領域D)」の学習成果目標は、数学、物理学、化学、生物学、工学、生命科学、地球科学、環境科学等の広い意味での自然科学を通して、人間を生物として理解し、人間の営みを科学的な見地から見直し、現在の科学の基礎的な知識がどこまで進んでいるか、さまざまな次元で理解することです。自然科学は科学者だけに任せておけばよいという時代は過ぎ去り、現在遺伝子操作等の生命倫理の問題、環境問題等はすでに、この地球に生息する生命全体の問題になっております。「自然にふれるという終わりのないよろこびは、けっして科学者だけのものではありません。大地と海と空、そして、そこに住む驚きに満ちた生命の輝きのもとに身をおくすべての人が手に入れられるものなのです。」(Rachel Carson, The Sense of Wonder, 1956)

  • 歴史理解関連科目

    「歴史理解関連科目(領域E)」の学習成果目標には、現代社会がどのような歴史的経緯の上に成り立っているのかについて、確かな知識を持って理解することが含まれます。みなさんがこれまでの学校教育で学んできた歴史教育の多くは、受験体制の弊害もあって、現代史を省略したり、出題されやすい事項の暗記に終始したりしています。しかし、ヴァイツゼッカー元西ドイツ大統領の有名な演説に、「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。」とあるように、将来に向けての、よりよい人間社会の建設は、しっかりと過去を見つめ、そこからことがらの本質を学ぼうとする姿勢なしには進めることができません。現代社会のさまざまな課題に対処する道筋を見きわめるには、遠回りなようですが、過去の歴史的経緯を振り返ることによってよい手掛かりを得ることが必要です。また、国際社会に目を向ければ、国連を中心とした国際平和のためのさまざまな取り組みのすべてが、過去の悲惨な戦争や軋轢の経験の中から模索されています。現代史を含む歴史を学び、歴史理解を深めておくことは、国際社会に大きく羽ばたこうとしている学生のみなさんにとって、国際的な相互理解や相互信頼を培っていく上で不可欠な教養を身につけることになるのです。

実社会で活躍するための必須技能のスキルアップを図る「技能コア科目」

「技能コア科目」は、基本的に、選択必修科目として、3つの領域から構成されています。英語はもとより仏語をはじめとする諸外国語についてのスキルアップをめざす「言葉の技能(領域F)」、自分の身体についての基礎知識や、身体技法に関する知識の獲得や運動能力のスキルアップをめざす「身体の技能(領域G)」、そして、情報化社会を生き抜く上で必要なIT(InformationTechnology)に関する技法やメディアリテラシーの修得をめざす「情報の技能(領域H)」、の3つです。

  • 言葉の技能関連科目

    「言葉の技能(領域F)」の学習成果目標は、外国語の修得によるコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、創作能力を高め、言語を媒介にして社会と歴史と文化を理解できるようになることです。日本語を含めて、言葉の技能を身につけることは、学びの出発点であると同時に最終目標でもあると言われます。わたしたちの思考は、果てしなく広がる言葉の宇宙の中でたえず試練にさらされて知を創り出します。

  • 身体の技能関連科目

    「身体の技能(領域G)」の学習成果目標は、実技的要素を含む「健康・スポーツ演習」において、医学的な見地から見た健康科学・保健体育の諸問題を自己とのかかわりで理解し、各種スポーツの運動能力や身体技法の修得を通じて、主体的な身体表現の技法を獲得することにあります。従来のスポーツ技能の修得にとどまらない自己実現、自己表現、世界および自己認識にかかわる身体技法を修得することが目標です。

  • 情報の技能関連科目

    「情報の技能(領域H)」の学習成果目標は、コンピュータなどの情報機器の利用価値を認識し、統計処理能力、情報機器に関する基礎知識、プログラミングの基礎知識、数量分析の基礎を修得することによって、科学的で客観的な数量についての理解能力を獲得することにあります。「情報スキルⅠ」は、講習会形式でおこなわれます。これは他の大学にはない、まったく新しいシステムで、学生のみなさんの主体性と創造性を活かす「自学自習方式」を採ります。みなさんの生活のパターンに即して、自らの責任で主体的に学習を深めてください。

テーマ別科目

「テーマ別科目」は、「コア科目」の8つの領域の理解に関連する科目の応用的かつアドバンストな科目で、基本的に2年次以降の学生の履修を想定して設定されています。したがって、「テーマ別科目」は、やや個別的なテーマや、各学部の専門基礎もしくは専門導入的な内容になっていますから、幅広い教養を今度は絞り込んだかたちで深めたり、皆さんが所属している学部・学科の専門科目も視野に入れながら履修したりすることができます。また、「テーマ別科目」には、領域を超えた、「環境問題」「ジェンダー」「生命倫理」といった複合的で学際的なテーマで開講されている科目も含めて、多種多様な科目が多数用意されていますから、自分の問題関心をしっかりと持って、「コア科目」と連動させながら学んでいき、「知のマップ」をより精細なものにしていくことができます。

テーマ別科目の9つの領域
  • キリスト教理解関連科目
  • 人間理解関連科目
  • 社会理解関連科目
  • 自然理解関連科目
  • 歴史理解関連科目
  • 言葉の技能関連科目
  • 身体の技能関連科目
  • 情報の技能関連科目
  • キャリアの技能関連科目

コア科目とテーマ別科目の年次マップ

教養領域
キリスト教理解関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 キリスト教概論 Ⅰ
[2〜4年次]テーマ別科目 キリスト教概論 Ⅱ、旧約聖書と人間、新約聖書と人間、キリスト教と自然科学、キリスト教環境倫理、キリスト教生命倫理、キリスト教政治倫理、キリスト教音楽、キリスト教美術、メソジスト教会史、世界の諸宗教、聖書の中の女性たち(新約)・(旧約)、サービス・ラーニング Ⅰ・Ⅱ、海外語学・キリスト教文化研修
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
人間理解関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 自己理解(総合科目)4講座・12教員
自己理解(個別科目)16講座
[2〜4年次]テーマ別科目 哲学A・B、論理学A・B、倫理学A、倫理学B、言語学A・B、日本語学A・B、文学A・B、美術A、美術B、音楽A、音楽B、文化人類学A・B、比較文化A・B、心理学A・B、教育学A・B、人間関係とコミュニケーションA・B、文化とコミュニケーションA・B、哲学の諸問題A・B・C・D、論理学の諸問題A・B、倫理学の諸問題A・B、西洋倫理思想史A・B、文学史A・B、美術史A・B、音楽史A・B、比較文化の諸問題A・B、平和を考えるA・B
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
社会理解関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 現代社会の諸問題(総合科目)3講座・9教員
現代社会の諸問題(個別科目)16講座
[2〜4年次]テーマ別科目 法学(日本国憲法を含む)A・B、国際政治経済学A・B、国際関係概論A・B、社会学A・B、現代社会と教育人間学A・B、経済学A・B、情報社会科学A・B、人口問題A・B、マスメディアと社会、データサイエンス、日本の法と社会A・B、情報社会論、社会と情報、フェミニズムA・B、民族問題A・B、福祉と人間A・B、グローバリゼーションとWTO、環境問題と社会、日本農業とWTO、金融と生活設計
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
自然理解関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 科学・技術の視点(総合科目)5講座・18教員
科学・技術の視点(個別科目)14講座
[2〜4年次]テーマ別科目 技術史A・B、日常生活の数理、数理科学の視点、文化としての科学・技術A・B、生活と先端テクノロジー、ライフサイエンス、ゲノム、宇宙科学、野鳥の生態、鳥類と生物多様性、植物生態学、先端エレクトロニクス 環境科学A・B、科学史、生命と生態系(環境と生物)、生命の連続(遺伝)、かたちの科学、自然史、自然観の変遷、バイオテクノロジーと生命倫理、地球環境保全、生物と地球環境、メカの世界
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
歴史理解関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 歴史と人間(総合科目)3講座・9教員
歴史と人間(個別科目)12講座
[2〜4年次]テーマ別科目 青山学院大学の歴史、日本社会史A・B・C、中国史A・B、ヨーロッパ史A・B・C、現代史A・B・C・D、考古学A・B、科学思想史A
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
技能領域
言葉の技能関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 [英語]
[第二外国語]
フランス語Ⅰ、ドイツ語Ⅰ、スペイン語Ⅰ、中国語Ⅰ、ロシア語Ⅰ、韓国語Ⅰ、英語Ⅰ(フランス文学科のみ)
[2〜4年次]テーマ別科目 英語スキルⅠ – 1・2 フランス語Ⅱ、ドイツ語Ⅱ、スペイン語Ⅱ、中国語Ⅱ、ロシア語Ⅱ、韓国語Ⅱ、英語Ⅱ、フランス語会話Ⅰ、ドイツ語会話Ⅰ、スペイン語会話Ⅰ、中国語会話Ⅰ、ロシア語会話Ⅰ、韓国語会話Ⅰ、英語会話Ⅰ フランス語Ⅲ、ドイツ語Ⅲ、スペイン語Ⅲ、中国語Ⅲ、ロシア語Ⅲ、韓国語Ⅲ、英語Ⅲ、フランス語会話Ⅱ、ドイツ語会話Ⅱ、スペイン語会話Ⅱ、中国語会話Ⅱ、ロシア語会話Ⅱ、韓国語会話Ⅱ
インテンシブコース/フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ロシア語、韓国語
アメリカ合衆国の社会と文化A・B・C、英語圏の社会と文化A・B、フランス語圏の社会と文化A・B・C、ドイツ語圏の社会と文化A・B・C、スペイン語圏の社会と文化A・B・C、中国語圏の社会と文化A・B・C、ロシア語圏の社会と文化A・B、韓国・朝鮮の社会と文化A・B、イスラム圏の社会と文化A・B、少数民族の社会と文化A・B、English Studies A・B・C・E、ことばの研究A・B、民族文化論A・B、日本学A・B
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
身体の技能関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 健康・スポーツ演習
[2〜4年次]テーマ別科目 健康医学、スポーツ運動実習、医療社会学、スポーツ生理学、スポーツバイオメカニクス、スポーツ心理学、動きの人間学、アドバンストスポーツ実習、現代社会における食と健康
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
情報の技能関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
[1・2年次]コア科目 情報スキルⅠ
[2〜4年次]テーマ別科目 情報スキルⅡ、ウェブプログラミング、コンピュータプログラミング、コンピュータと社会、データ分析入門、eラーニングの法的課題入門
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。
キャリアの技能関連科目
1年次 2年次 3年次 4年次
 [1・2年次]コア科目
[2〜4年次]テーマ別科目 キャリアデザイン基礎、感性ビジネスA・B、国際ビジネス入門A・B、企業のモノづくりと人づくりのリテラシー、囲碁で養うロジカルシンキング、海外語学・文化研修Ⅰ、世界遺産入門、営業学入門、インターンシップⅠ キャリアデザイン応用、感性ビジネスC・D、国際ビジネスと海外事情A・B、現代金融の諸問題、パーソナル・マネー・マネジメント入門、海外語学・文化研修Ⅱ・Ⅲ、ビジネスコミュニケーション、仕事力基礎論、営業学基礎、インターンシップⅡ・Ⅲ
NOTE
  • 各科目の開講はキャンパスによって異なります。