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NEWS(コミュニティ人間科学部)

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2020.07.01

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コミュニティ人間科学部での学び Close Up! ~2019年度オープンキャンパスから

ここでは、昨年度のオープンキャンパスで実施された、学生・教員のジョイント企画「男女共同参画センターに行ってみた!」(の、裏側!)をレポートします。

今年度のオープンキャンパスは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン配信による実施となり、在学生による学部紹介などの企画も実施困難な状況です。このような状況ですが、コミュニティ人間科学部での学びについて、少しでも多く、在学生(現2年生)のコトバでお伝えできればと思います。

2019年7月14日のオープンキャンパス、 私たち、プレゼンテーションに挑戦しました!

学生・教員のジョイント企画。タイトルは、「男女共同参画センターに行ってみた!」。前期開講科目「女性教育制度論」(担当:小川誠子准教授)で学んだ成果を、1つの形にまとめてオープンキャンパスの場で発表するというプロジェクトに取り組んだ4人のメンバーが、あの夏の暑い日とその日のために真剣にプロジェクトに向き合った日々を、それぞれ振り返ります。

「ソレイユさがみ」って知ってる? ——備前 響

 女性教育制度論の授業で、相模原市の「ソレイユさがみ」(男女共同参画推進センター)を訪問し、調査しました。「ソレイユさがみ」では、女性の起業をサポートしたり、子育てを応援するための託児所付きセミナーを開催したり、女性相談を厳重にプライバシーが守られた個室で行ったりなど、特色ある取組を行っています。しかし、その取組は多くの人に知られていないのが現状です。そのため1人でも多くの人に利用してもらえるように、また全ての男女が助け合って生きていけるようするにはどうしたらいいのか、活動を通じて様々なことを考えるようになりました。調査において、女性の中にはDVに悩む人がたくさんいること、子育てに不安を抱える人の相談の場が少ないことなどを知り、改善のためにメンバーで情報共有をしました。
 メンバーは、一人ひとり独自の視点をもっていて刺激をもらえました。メンバーと先生と一緒に考え、喜怒哀楽を共にできたこの授業で、様々な成長ができたと実感しています。今回、私たちが前期の活動を通じて考えてきたことを、これからも多くの人と共有することによって、調査報告が少しでも男女共同参画センターの認知度の向上に繋がっていったら幸いです。

今までで一番の出来だった本番 ——木下 美優

 初めてこのオープンキャンパスでのプレゼンテーションの話を聞いた時、うまくできるか不安で、自分にそんなことができるのか自信はありませんでした。でも、それ以上に挑戦してみたい、できるようになりたいという気持ちの方が大きく、わくわくしていたことを覚えています。私は、今まで、大画面に自分が作ったパワーポイントが映し出されて、それを多くの人に自分の言葉で発表するという経験はありませんでした。パワーポイントの作り方や伝え方など先生の手も借りながら、5人でたくさんの試行錯誤と練習を重ねて迎えた本番。とても緊張しましたが、全員が今までで一番の出来で、何より楽しみながらできたことが本当に良かったです。

皆で調べて考え、発表した時間はとても楽しかった! ——吉田 茉瑚

 私自身、この学部に入学するまでは男女共同参画センターという施設があることを知りませんでした。オープンキャンパスで発表することになり、自分自身で施設について調べて、相模原市橋本にある「ソレイユさがみ」(男女共同参画推進センター)に訪問し、職員の方に質問をさせていただき、今の課題や今後行っていきたいことなどたくさんのことを教えていただきました。私は、主に相談事業について調べましたが、調べたり訪れたりしなければ分からなかったことが多くありました。そしてまだまだ深刻な問題や課題が残っており、男女の問題についてもっと世間に発信していかなければならないと感じました。また、この経験を通して女性の活動支援について、もっと深く学んでいきたいと思いました。
 私は、大勢の人の前で発表する経験もなくまた苦手意識をもっていたのですが、オープンキャンパスに向けて皆で施設に行ったり準備したりしたことで、とても自信がもてるようになりました。オープンキャンパス当日はとても緊張しましたが、皆で調べて考え、発表した時間はとても楽しかったです。

何かに「挑戦」するという勇気や自信を得た瞬間 ——岩﨑 真歩

 1年生の私にとって、1から作り上げたコンテンツをオープンキャンパスで発表するという作業は、とても大きなものでした。今まで大人数の前で発表したりする経験はあまりなく、私にとっては未知の世界でした。しかし、「ソレイユさがみ」に実際に赴いてみて、男女共同参画センターという施設が、実は地域や住民の活動にとても貢献していることを知り、是非みんなに知って欲しい!という思いが強くなっていきました。そして、パワーポイントを作ったり台本を作ったりする作業を通じて、調べたことを噛み砕いて分かりやすく人に伝えるということの難しさを痛感しました。しかし、聞いて下さっている方の真剣な眼差し、終わったあとの達成感や、他の3人が堂々と教壇にたっている姿などを見てとても刺激を受けました。そして、次に何かに「挑戦」するという勇気や自信を得ることができました。