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サイエンス&テクノロジーが切り開く新たな世界

理工学部経営システム工学科教授 熊谷 敏

青山学院大学
理工学部経営システム工学科教授
熊谷 敏 [Satoshi Kumagai]

オフィス空調のマネジメント―空調を適切に使う仕組み

第3回 2016/7/16(土)

一般的な学校やオフィスビルでは、電気代の30%から40%が空調によるものといわれている一方で、部屋を利用している私達は、そのコストがどのように使われているか、また空調の使い方が妥当なのかを十分に把握していません。温度を控えめにしても、暑すぎる、寒すぎるなどの不満がでます。オフィスを快適に保つのが空調の本来の目的ですが、節約を第一に考えて、仕事の能率が損なわれては本末転倒ですし、最近は、適切に冷房を使わないことによる熱中症の被害なども大きな問題になっています。

公開講座では、適切に空調利用するための管理の方法についてお話します。空調は、暑いときには冷熱を、寒い時には温熱を生産し供給するシステムです。また、居室にいる私たちは、100Wの電球1個分に相当する発熱源です。空調は、もちろん電気を使いますが電気を管理するのではなく、熱(エンタルピー)を管理しようというのが新しい試みです。居室の熱を計測し、コスト、すなわちお金として熱を管理することで、正しく空調を使う仕組みがわかってきます。講義では、まず、相模原キャンパスの建物を例に、空調と熱の仕組み、居室の快適性や安全性について解説します。そして、適切な空調利用とはなにかを、経営管理のコスト分析の方法を使って明らかにします。熱をお金ととらえることで、エネルギーの無駄を抑え、空調を適切に利用し居室を快適に保つマネジメントができるようになるでしょう。

プロフィール

青山学院大学 理工学部経営システム工学科教授
熊谷 敏 [Satoshi Kumagai]

慶応義塾大学大学院修了後、計測制御機器メーカで、分散形計測制御システムの研究開発に従事する。2010年より青山学院大学理工学部経営システム工学科教授。専門は経営工学、経営管理システム。博士(工学)。

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