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社会貢献の方法 -サービスラーニング入門

青山学院大学<br>社会情報学部准教授<br>大宮 謙 [Ken Omiya]

青山学院大学
社会情報学部准教授
大宮 謙 [Ken Omiya]

社会貢献の方法 -サービスラーニング入門

第2回 2018/10/20(土)

青山学院大学 社会情報学部准教授    大宮 謙

サービス・ラーニングは、教室外での実際の活動と教室での学びを組み合わせた実践的な学習方法です。学校と社会を結び合わせる取り組みの一つとして、最初に米国で導入され、日本でも2000年代前半から本格的に導入されました。現在ではサービス・ラーニングを実践している大学を中心とするネットワークが日本全国に広がってきています。米国で導入された際には、古き良き時代の参加型民主主義の伝統が薄れ、個人主義の傾向が強まっているという問題意識の中で、現状を打破する方策として取り組みが始まりました。

サービス・ラーニングは、「ボランティアに毛が生えた」ものではありません。「ボランティアを否定する」ものでもありません。「サービス業にすぐに役立つ知識を提供する」ものでもありません。サービス・ラーニングの定義は多様ですが、私の理解では、国内外いずれであれ対象とする「コミュニティのニーズ」を把握し、ニーズに応える仕方を具体的な活動として経験し、その経験を振り返って考察し、まとめ、発表し、共有することが基本的な筋道です。こうした学びの中で、学習者は自分自身が社会の中で果たすべき役割に気が付き、その役割に必要な学びをさらに深めるきっかけを得ることができるのです。

本講義では、サービス・ラーニングのコンセプト、具体的な学習法、実践例を紹介し、さらに情報社会における可能性についても触れる予定です。

プロフィール

青山学院大学 社会情報学部准教授
大宮 謙 [Ken Omiya]


1964年生まれ。1988年、慶応義塾大学経済学部卒業。日興証券株式会社引受部勤務を経て、1997年、東京神学大学大学院修士課程修了。日本基督教団西那須野教会牧師、同逗子教会牧師を経て、2008年より青山学院大学宗教主任・社会情報学部准教授。2010年の開講以降、大学での「サービス・ラーニングⅠ、Ⅱ」の科目を担当。
共著 『3.11以降の世界と聖書 言葉の回復をめぐって』(日本キリスト教団出版局)
訳書 ニューセンチュリー聖書注解『マタイによる福音書』(日本キリスト教団出版局)