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第4回 2022/5/28(土)
オペラ評論家
寺倉 正太郎[Terakura Shotaro]

「オペラ」という舞台芸術は、ルネサンスを経た17世紀のヨーロッパで誕生しました。以後、19世紀まで、ヨーロッパの歴史とともに発展したオペラの世界を、モンテヴェルディ、ヘンデル、モーツァルト、ヴェルディ、ワーグナーという5人の作曲家の作品を通して、楽しんでいただきたいと思います。

取り上げる作品は以下の通りです。
 クラウディオ・モンテヴェルディ作曲『オルフェオ』(台本:アレッサンドロ・ストリッジョ、イタリア語。初演1607年、マントヴァ)
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲『リナルド』(台本:ジャーコモ・ロッシ、イタリア語。初演1711年、ロンドン)
 ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲『ドン・ジョヴァンニ』(台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ、イタリア語。初演1787年、プラハ)
 ジュゼッペ・ヴェルディ作曲『ドン・カルロス』(台本:ジョゼフ・メリとカミーユ・デュ・ロークル、フランス語。初演1867年、パリ)
 リヒャルト・ワーグナー作曲『ワルキューレ』(台本:作曲者自身、ドイツ語。初演1870年、ミュンヘン)

プロフィール

寺倉 正太郎[Terakura Shotaro]

オペラ評論家。オペラをはじめとする音楽劇の演出に関心が深く、公演プログラムや音楽雑誌に解説の執筆や、演出ノートの翻訳などをおこなう。著書に『オペラの力』(青弓社、2002年)。編著書に『ワーグナーの力』(青弓社、2005年)。共訳書に『ワーグナーとは何か―より深く識るために』(ブライアン・マギー著、音楽之友社、2000年)