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青山語文(青山語文論文題目一覧:創刊号〜第二十五号)

青山語文論文題目一覧

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原則的に[論文題目]-[執筆者]の順で並んでおります。

第二十五号
江戸語の疑問表現体系について-終助詞カシラの原型を含む疑い表現を中心に- 堀﨑葉子
「思國歌」と「大御葬歌」 矢嶋泉
『三宝絵詞』東大寺切とその本文(四) 安田尚道
良基における発句の当座性-眺望又花亭を尋ぬべし- 廣木一人
『今宮の心中』ノート 篠原進
『客人女郎』と春町 檜山純一
「鬼神のお松」の展開 前田裕子
有島武郎「宣言」論-Aに託されたもの- 渡邊喜一
冥途案内-鳥- 山田晃
第二十四号
視覚動詞と聴覚動詞の内容節における連体修飾動詞の形式と意味 孫敦夫
物語(小説)と<語り>の指標 土方洋一
世語りの源氏 吉森佳奈子
花の下連歌衰退と時衆(2)-鷲尾の意味するもの- 廣木一人
『浮世栄花-代男』ノート 篠原進
『御存商売物』と評判記 檜山純一
為永春水の合巻-書目年表及び著作活動についての考察- 前田裕子
菊地寛ノート-代作問題について- 片山宏行
山中共古伝(二) 西野玲子
第二十三号
非継続のアスペクト 孫敦夫
花の下連歌の宗教性と笠着連歌 廣木一人
『鑓の権三重帷子』ノート 篠原進
泉鏡花「海城発電」成立考 吉田昌志
漱石の新聞連載小説初期三作について 佐々木啓
夢十夜叙説-第九夜- 山田晃
菊池寛の航跡<大正十年>-焦燥と決意- 片山宏行
八木重吉『秋の瞳』論 中山幸久
日本語数詞研究文献目録 安田尚道
第二十二号
≪日本文学会講演≫ヨムという事-「事実」をめぐって- 山田晃
「だけ」と「ばかり」について-個限定と類限定の観点- 陳連冬
表現としての予言-源氏物語覚書- 吉森佳奈子
源氏物語の「物思ひ」-第二部の紫上をめぐって- 赤塚雅己
花の下連歌衰退と時衆(1)-善阿のことなど- 廣木一人
『新御伽婢子』考-片仮名本『因果物語』との関係- 当麻晴仁
三馬滑稽文芸と落咄-『浮世風呂』前編を中心として- 島田大助
伊藤静雄『わがひとに与ふる哀歌』の終曲 永藤武
山中共古伝(一) 西野玲子
消費される犯罪-江戸川乱歩における戦後- 土方洋一
第二十一号
座談会 日本文学科の草創四半世紀を語る 新間進一・林巨樹・岡保生・山田晃
副助詞の機能的研究-係助詞との関係を中心に- 陳連冬
<叙述><描写><説明>-<物語表現>の分析- 土方洋一
『女殺油地獄』のトポロジー 篠原進
安永江戸小咄本の消長 島田大助
南北自筆台帳に見るその作劇的特徴 上村謙
夢十夜叙説-第一夜- 山田晃
賢治文学の「異空間」ノート-その位置と交感の方法- 三浦正雄
八木重吉研究-後期の詩観をめぐって- 中山幸久
『風土』の形式について 近藤圭一
第二十号
所謂<『古事記』の文芸性>について-火遠理命と豊玉賣命の唱和をめぐって 矢嶋泉
いじめの構造-落窪物語論- 土方洋一
『平家物語』人物考(4)-平宗盛像の造型・鎮魂の捨石として- 清水眞澄
『源平闘諍録』の源氏関係記事に関する一考察 真野須美子
戸田茂睡考-『戸田家系図并ニ高名物語』に見る人間茂睡- 戸田正彦
『心中天の網島』ノート 篠原進
『話稿 鹿の子餅』小論 島田大助
藤村詩と讃美歌-「逃げ水」・「月光」 青木美穂
内田魯庵の『文学一斑』 片岡哲
宮澤賢治「やまなし」を読む 山田晃
八木重吉研究-詩作と信仰- 中山幸久
「わがひとに与ふる哀歌」覚書 永藤武
円地文子研究-「女坂」に見る女性の強さ- 武茂享子
『沈黙』小論 渡邊喜一
福永武彦研究-一高在学中の短編小説について- 鈴木和子
小林秀雄氏の「常識」について 坂上和子
柳宗元小論-その「笑の怒り」をめぐって- 木村岳雄
第十九号
ハツクニシラススメラミコト 矢嶋泉
斉明天皇論(下)-歌人斉明の素描- 武尾和彦
歌物語という機構-『伊勢物語』試論- 土方洋一
源氏物語に関する一考察-花散里巻の方法について- 吉田真澄
紫式部集四十二番歌に就いて 赤塚雅己
青山学院大学図書館蔵 九条稙通等筆源氏物語覚書-特に「かけろふ」巻書入れについて- 寺本直彦
『平家物語』人物考(3)-平宗盛像と「おほいとのの物語」をめぐって- 清水眞澄
『三四郎』小考-美禰子の結婚- 金暤淳
孟子・法華経・伝燈録-宮澤賢治「貝の火」覚書- 山田晃
陳述副詞の本質 糸川優
六朝<賦得>詩篇逯氏注記補遺 大上正美
第十八号
『古事記』神武<東行>論 矢嶋泉
斉明天皇論(中)-万葉集巻四・崗本天皇御製について- 武尾和彦
『歌経標式』の<喩>をめぐって 土方洋一
『源氏物語』の巻名歌-柳沢吉里「詠源氏巻々倭歌」を中心に- 宮川葉子
今物語初段臆説 寺本直彦
『平家物語』人物考(2)-宗盛像を紡ぐ女性達- 清水眞澄
『源平闘諍録』に於ける源平記事の取扱いについて⇒眞野須美子
京極派の時間意識
伊藤高広
久遠寺本「宝物集」和歌省略考 北郷聖
西村本浮世草子考-未達と和歌をめぐって- 吉岡愛子
帰橋伝再考 長沼孝史
内田魯庵の小説論 片岡哲
『漱石 坊っちゃん』自筆原稿修正箇所一覧(中) 北村弘明
「半日」の一面 佐々木勝
菊池寛・ロマンチストの変貌-京都時代の考察を中心に- 片山宏行
冥途案内(その二)-山東京傅- 山田晃
宮沢賢治の物質観-科学と宗教との架橋- 三浦正雄
第十七号
万葉歌の表現法(1)-死者主格挽歌について- 川井章弘
蜻蛉日記上巻の主題(二)-記述の傾向の分析を中心として 宇留田初実
「恋ざめ」考-落窪物語の用語をめぐって- 寺本直彦
『源氏物語』における「手」-梅枝巻を中心として- 宮川葉子
浜松中納言物語における夢と転生 小林明子
『平家物語』人物考(1)-宗盛像造型に見えるもの- 清水眞澄
保元物語崇徳院説話の背景-金刀比羅本を中心に- 北郷聖
『源平闘諍録』の妙見説話について 眞野須美子
『白鷺洲』其磧 篠原進
歌集『夢之華』 石川浩子
宮沢賢治の幻想的短歌-アニミズムの質の変遷 三浦正雄
第十六号
ご挨拶 大木金次郎
創設二十周年を迎えて 岡保生
斉明天皇論(上)-建王挽歌について- 武尾和彦
弓削皇子-常にあらむとわが思はなくに- 神永あい子
蜻蛉日記上巻の主題(一)-その形成と定着- 宇留田初実
『三宝絵詞』東大寺切とその本文(三) 安田尚道
更級日記「宇治の渡り」の段試解 寺本直彦
「宝物集」と都の錦 北郷聖
太平記巻二十五「天龍寺建立之事」考(二)-僉議の文・奏状・牒状等について- 十束順子
「会者定離」考-『宗安小歌集』55番歌の背景-⇒清水真澄 人情本ノート 武藤元昭
漱石と近代口語文-付・『漱石 坊っちゃん』自筆原稿修正箇所一覧(上)- 林巨樹・北村弘明
『坊っちゃん』独語 岡保生
鴎外論旧稿二編-「『半日』閑話」と「倩女離魂」 山田晃
近松秋江「子の愛の為に」論-大正末の転機をめぐって- 笹瀬王子
阿部知二論-『幸福』 竹松良明
資料翻刻 『連歌新式注』 池田重
日本文学科二十年の歩み 日本文学科
第十五号
『源氏釈』と「源氏アラハシ(源氏アラハカシ)」 寺本直彦
「源平闘諍録」の研究-梶原景時を中心に- 真野須美子
〝物尽し〟の独自性-『犬枕』の場合- 杉村尚子
安永期の黄表紙 田中洋
恋川春町の黄表紙 鈴木千秋
内田魯庵の尾崎紅葉評 片岡哲
阿部知二論-初期短篇群の概括と鳥瞰- 竹松良明
第十四号
『源氏物語』における加持・祈祷-作者の意識を中心として- 宮川葉子
林羅山の読書 宇野茂彦
『行人』について-一郎・二郎・直の関係をめぐって- 佐々木勝
福永武彦の宗教意識 鈴木和子
椎名麟三研究-『懲役人の告発』論- 笹瀬王子
対談 「文学と宗教」をめぐって 寺園司・岡保生
第十三号
上代日本の金石文等に見える「○月中」の源流について 安田尚道
倭大后と倭氏 武尾和彦
「もの思ひ」小考-中古文学に於ける- 赤塚雅巳
源氏物語「梅枝巻」の薫物について 宮川葉子
薫大将への構想に関する試論 吉田真澄
尾崎雅嘉年譜補遺 管宗次
内田魯庵、その初期の批評の展開について-篁村評を中心として- 片岡哲
伊藤整論-『青春』- 竹松良明
野村英夫とカトリシズム 寺園司
第十二号
倭大后論-万葉集巻二・一四八番歌をめぐって- 武尾和彦
『三宝絵詞』東大寺切とその本文(二)
安田尚道
「ほどほどの懸想」物語と「あらばあふよのとなげく民部卿」物語-後朱雀院後宮和歌との関連など- 寺本直彦
今昔物語集本朝部後半の編集に関して 水越孝三
黄表紙の画文関係 八木三香
尾崎雅嘉年譜 管宗次
『忠直卿行状記』の成立-『暴君の心理』をふまえて- 片山宏行
泉鏡花「印度更紗」と漂流記『天竺物語』 吉田昌志
座談会 謡曲五十年-田中允教授を囲んで- 田中允・十束順子・新間進一・田川啓子
紹介 曽倉岑・金井清一共著『古事記・風土記・日本霊異記』(鑑賞日本の古典1) 岡保生
第十一号
座談会 国文学研究五十年-寺本・野田両教授を囲んで- 寺本直彦・新間進一・沢田みち子・野田寿雄岡保生・赤塚雅巳
『三宝絵詞』東大寺切とその本文(一) 安田尚道
定家本土佐日記の文章-藤原定家の古典書写の態度- 安宅克己
浮舟試論 赤塚雅巳
堤中納言物語「よしなしごと」は平安後期の成立か-『和泉往来』との関係など- 寺本直彦
「とはずがたり」試論 白田彩子
『さゝめごと』注釈ノート 1 廣木一人
井原西鶴の家系再考 野田寿雄
『愚人贅漢居続借金』について 長沼孝史
第十号
相聞歌の「恋」・挽歌の「恋」-「すべなし」を通じその相違を探る- 神永あい子
古文献に引用された『三宝絵詞』(一) 安田尚道
『三宝絵詞』研究文献目録 安田尚道
桐壺更衣論-その血筋の物語 大石真弓
『無名草子』所出「最勝光院」小考 寺本直彦
「源平闘諍録」と千葉氏-その成立事情に関する一考察- 眞野須美子
≪堅本「ぶんしやうのさうし」≫と”異本”二種-”異本群”の処理の一方法をめざして- 相磯裕
馬琴の黄表紙-『高尾船字文』から『羇旅漫録』まで- 武藤元昭
『みだれ髪』の与えたもの 新間進一
『栗山大膳』論考-その性格と位置- 片山宏行
鷗外用語「硝子出」考 一、「魔睡」の大川夫人はもろい美しさの美人か 西野玲子
鷗外用語「硝子出」考 二、「出」と「手」の説 山田晃
松永延造の肖像-死、その感覚像- 吉村りゑ
江戸中期の国語について-古今集遠鏡訳文の助動詞研究- 林巨樹・田代美樹・渡辺千賀子・飯田晴巳
第九号
上代における反逆者の文学 森美由紀
朱の盤物語考 寺本直彦
「ようをん」考-『さゝめごと』に関して- 廣木一人
「いろは作者註文」の研究-校異・補注篇- 田中允
田にし金魚の三作品 長沼孝史
「忠臣蔵もの」の黄表紙 澤田みち子
明治期のグリム童話-『女学雑誌』所載の五篇- 佐藤いつ子
文殊鷗外-「寒山拾得」付「魚玄機」- 山田晃
三島由紀夫論-『鏡子の家』を繞って- 吉田昌志
武田泰淳論-キリスト教的側面について- 寺園司
紹介 上坂信男著『竹取物語 全訳注』 寺本直彦
書評 野田寿雄著『近世初期小説論』 武藤元昭
第八号
万葉集巻四「岡本天皇御製一首」-長歌の成立時期について- 曽倉岑
源氏物語の構造上における玉鬘物語の意義について 加藤茂
『拾玉得花』について 菅野信弘
「いろは作者註文」の研究-研究・本文篇- 田中允
「うらみのすけ」論 野田寿雄
鴎外の「遺言状」について 吉村りえ
内田魯庵の社会小説 片岡哲
ことばはかく変はる-詞と辞の変容のあり方- 飯田晴巳
座談会 歌謡の世界-新間教授の近著をめぐって- 新間進一・野田寿雄・曽倉岑
[書評]上坂信男著「源氏物語往還」 岡保生
第七号
但馬皇女論-物語性をめぐって- 神永あい子
唱導と今様 新間進一
今様における掛合唱和の伝統-秘抄巻二の四句神歌に見える挿入句の問題を中心として- 永池健二
世阿弥の〝いふ〟〝うたふ〟 和田幸子
『かのやうに』について 佐々木勝
立原道造の詩-いわゆる立原道造現象について- 長沼えり子
[書評]岡保生著『近代文学の異端者-日本近代文学外史- 寺園司
[書評]林巨樹著『近代文章研究-文章表現の諸相- 岡保生
第六号
ご挨拶 大木金次郎
日本文学科創設十周年記念号に寄せて 寺本直彦
順徳院と源氏物語 寺本直彦
「浅茅が露」の散逸部分についての試案 加藤茂
<有馬の王子物語>考察 佐藤くみ子
良基の連歌論における「ことば」観 廣木一人
「闌位」攷 土岐恵子
『伝受紙子』臆断譜 篠原進
馬琴初期黄表紙をめぐって-読本『高尾船字文』まで- 武藤元昭
内田魯庵における小説観 片岡哲
『薄命記』一面 佐藤いつ子
「高野聖」成立の基盤 岡保生
「杯」異説 山田晃
芹澤光治良における神 寺園司
「マチウ書試論」について 手塚保男
「名草溢」考 相磯裕
数詞「つづ」の意味と語源 安田尚道
翻刻 古版本 間狂言(四) 田中允
日本文学科十年の歩み 日本文学科
第五号
源氏物語の物語観 武田宗俊
曽禰好忠集について 今沢広子
風来山人の戯作性 武藤元昭
伊藤整論-伊藤整の「固有時」との対話- 黒木秀行
日本書紀古訓の敬語法に関する一考察 松本智恵子
接頭辞<御>の読みについて-中古中世における尊敬の接頭辞「御」の読み方について- 諸節敬
座談会 田坂誠喜教授を囲んで 田坂誠喜・寺本直彦・林巨樹・佐藤くみ子・西野与志子・曽倉岑
寺園司著『文学者と宗教』をめぐる感想 山田晃
翻刻 古版本 間狂言(三) 田中允
第四号
座談会 武田宗俊教授を囲んで 武田宗俊・寺本直彦・上坂信男・野村精一・土屋千恵美
葬送儀礼と挽歌に関する一考察 日野京子
延喜期後宮和歌と源氏物語 寺本直彦
アーサーウェリー英訳『源氏物語』出現の時代的背景とウェリーの『源氏物語』観 岡テイ子
与謝野寛と『万葉集』 新間進一
『西方の人』とパピニの『基督の生涯』 茅野直子
アクセントの「ゆれ」をめぐって-曖昧アクセント地域を中心に- 佐藤亮一
翻刻 古版本 間狂言(二) 田中允
第三号
起筆の文型について 林巨樹
『源氏目録』考 土星千恵美
世阿弥の幽玄論 浦木まさ子
「好色」攷-世之介の誕生と残香- 篠原進
一葉日記「若葉かげ」私注 岡保生
島木健作の宗教意識 寺園司
横光利一論-「旅愁」をめぐって- 浅井伸太郎
翻刻 古版本 間狂言(一) 田中允
第二号
「そダタキ・タタキマナガリ」考
福田良輔
美意識を表わす形容詞-上代・中古における「うつくし」「うるはし」- 済田千恵子
萩と露と-『源氏』と『枕』の間- 上坂信男
謡曲の音楽的研究-歌劇的見地からの- 田中允
『おようのあま』試論-御伽草子との関連において- 大谷朋子
「うたかたの記」小論ならびに補説 山田晃
八木重吉論-友なるものについて- 金田和代
詩の復活と死の復活-原民喜論より- 秀瀬吉子
創刊号
鴎外の和歌の一面 武田宗俊
謡曲≪桧垣の素材と曲趣について≫ 小川澄子
浮世風呂から浮世床へ-俗談平話のおかしみ- 本田康雄
「春色梅暦」五連作の問題 武藤元昭
近代文学研究初発のころ-湯地孝先生にうかがう- 林巨樹・山田晃・小川澄子・服部芳於
国木田独歩とカーライル 茅野直子
明治初期基督教文献を通じて見た文章表現上の諸問題 斎藤正人
文章表現関係書目 林巨樹